特許
J-GLOBAL ID:200903086837236620

耐欠損性のすぐれた炭窒化チタン系サーメット製切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-266018
公開番号(公開出願番号):特開平10-080804
出願日: 1996年10月07日
公開日(公表日): 1998年03月31日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 耐欠損性のすぐれた炭窒化チタン系サーメット製切削工具を提供する。【解決手段】 (a)Coおよび/またはNiを主体とする結合相:3〜20重量%を含有し、残りが、炭窒化チタン、またはTiとTiを除く周期律表の4a、5a、及び6a族金属(以下、これらを総称してMで表す)のうちの1種以上との炭窒化物からなる芯部と、Tiと上記Mのうちの1種以上との炭窒化物からなるが、前記芯部に比してTi濃度が低く、M濃度が高い成分濃度勾配を有し、かつ前記芯部に対して完全包囲分布する表面部とで構成された2相構造の硬質相2、および不可避不純物からなる組成、(b)並びに、工具断面を最表面から内部に向って、工具内部硬さに比して高い硬さを有する炭窒化チタン系サーメット製切削工具において、(c)芯部2aの1部が結合相1に露出して、表面部2bが不連続分布した構造の2相構造硬質相で構成する。
請求項(抜粋):
(a)Coおよび/またはNiを主体とする結合相:3〜20重量%を含有し、残りが、TiとTiを除く周期律表の4a、5a、及び6a族金属(以下、これらを総称してMで表す)のうちの1種以上との炭窒化物、および/または炭窒化チタン、からなる芯部と、Tiと上記Mのうちの1種以上との炭窒化物からなるが、前記芯部に比してTi濃度が低く、M濃度が高い成分濃度勾配を有し、かつ前記芯部に対して完全包囲分布する表面部とで構成された2相構造の硬質相、および不可避不純物からなる組成、(b)並びに、工具断面を最表面から内部に向って、硬さをビッカース硬さで順次測定した場合、工具内部硬さに比して高い硬さピークが工具最表面から深さ:50μmの範囲内に表れる工具表面硬化帯域、を有する炭窒化チタン系サーメット製切削工具において、(c)上記2相構造硬質相の1部(但し、工具内部の電子顕微鏡組織で測定して30面積%以上)または全部を、芯部および表面部の組成および成分濃度勾配は同じであるが、芯部の1部が結合相に露出して、表面部が不連続分布した構造の2相構造硬質相で構成したことを特徴とする耐欠損性のすぐれた炭窒化チタン系サーメット製切削工具。
IPC (4件):
B23B 27/14 ,  B22F 7/00 ,  C22C 1/05 ,  C22C 29/04
FI (4件):
B23B 27/14 B ,  B22F 7/00 G ,  C22C 1/05 G ,  C22C 29/04 A
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • TiCN基サーメット
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-038691   出願人:京セラ株式会社
  • 特開平2-131803

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