特許
J-GLOBAL ID:200903087095360789

潮汐利用型湾内水域水交換システム、及び潮汐を利用した湾内水域の水交換方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 洋一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-096999
公開番号(公開出願番号):特開2006-274702
出願日: 2005年03月30日
公開日(公表日): 2006年10月12日
要約:
【課題】 運転費用が低廉でかつ海水清浄化機能の高い閉鎖性水域の水交換システム及び水交換方法を提供する。【解決手段】 導水トンネル1とトンネル開閉機構2と第1水門装置10と第1湾外水位センサと湾内水位センサと第2湾外水位センサを備え、第1湾外海域Z11の水位が上昇している場合にはトンネル開閉機構2を開放させるとともに第1水門装置10の第1ゲート部材11を降下させておく第1の制御を行い、第1の制御の後の適宜の時点にトンネル開閉機構2を閉塞させる第2の制御を行い、第2の制御の後に第2湾外海域Z12の水位が湾内海域Z20の水位よりも低くなった場合には第1水門装置10の第1ゲート部材11を上昇させる第3の制御を行う。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
水域が陸域に入り込んだ箇所である湾部の外部の水域である湾外水域の水を地球の潮汐作用を利用して前記湾部の内部の水域である湾内水域へ導入するとともに前記湾内水域の水を前記地球の潮汐作用を利用して前記湾外水域へ排出する潮汐利用型湾内水域水交換システムであって、 前記湾外水域の一部でかつ湾口水域を含まない水域である第1湾外水域と前記湾内水域に挟まれるように存在する陸域である挟在陸部に隣接する前記第1湾外水域の箇所に外海側開口を有するとともに前記湾内水域の箇所に湾内側開口を有する導水トンネルと、 前記導水トンネル内を水が移動可能な状態と、前記導水トンネル内を水が移動不可能な状態に切り換え可能なトンネル開閉機構と、 前記湾外水域のうち前記第1湾外水域とは異なる他の一部でかつ前記湾口水域を含む水域である第2湾外水域と前記湾内水域との境界箇所に設置され、第1ゲート部材の昇降により前記第2湾外水域と前記湾内水域の間で水が移動可能な状態と、前記第2湾外水域と前記湾内水域の間で水が移動不可能な状態に切り換え可能な第1水門装置と、 前記第1湾外水域の水位を計測する第1湾外水位計測手段と、 前記湾内水域の水位を計測する湾内水位計測手段と、 前記第2湾外水域の水位を計測する第2湾外水位計測手段と、 コンピュータからなる第1制御手段を備え、 前記第1制御手段は、 前記第1湾外水位計測手段から送られてくる前記第1湾外水域の水位が上げ潮により上昇している場合には、前記第1湾外水域の水を前記導水トンネル内を通って前記湾内水域へ流入させるように前記トンネル開閉機構を開放させるとともに、前記第2湾外水域と前記湾内水域の相互間での水移動を遮断させるように前記第1水門装置の第1ゲート部材を降下させておく第1の制御を行い、 前記第1の制御の後の適宜の時点に、前記トンネル開閉機構を閉塞させる第2の制御を行い、 前記第2の制御の後に前記第2湾外水位計測手段から送られてくる前記第2湾外水域の水位が下げ潮により前記湾内水域の水位よりも低くなった場合には、前記湾内水域の水が前記第2湾外水域へ排出されるように前記第1水門装置の第1ゲート部材を上昇させる第3の制御を行うこと を特徴とする潮汐利用型湾内水域水交換システム。
IPC (2件):
E02B 1/00 ,  E02B 3/06
FI (2件):
E02B1/00 A ,  E02B3/06
Fターム (3件):
2D118AA21 ,  2D118CA03 ,  2D118JA11
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 海水交換型防波堤
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-044292   出願人:五洋建設株式会社

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