特許
J-GLOBAL ID:200903088425386832

在宅医療システム及び医療情報処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大塚 康徳 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-251078
公開番号(公開出願番号):特開平11-089802
出願日: 1997年09月16日
公開日(公表日): 1999年04月06日
要約:
【要約】【課題】 医師が在宅患者の所に往診することなく患者の容態を把握可能とするとともに、患者及び介護者にも医師よりの適切なアドバイスを通知することができる医療システムを提供する。【解決手段】 医師側の装置と患者側装置とをデジタル通信回線網(例えばISDN回線網)を介して互いに接続可能とし、センター装置100より所望の在宅側装置300に対して生体情報の計測開始を指示する。この指示を受けた在宅側装置300は心電図情報、心拍数、体温、SpO2の計測を開始するとともに、カフを加圧しての血圧測定を開始する。そして計測結果や計測パラメータのトレンド・リコール・アラームの記録結果等をISDN回線を介してセンター装置100に送信する。それとともに患者及び医師の装置にテレビカメラを備えて両方を撮影して互いに相手の装置に表示することにより、医師が患者の顔色やしぐさ、声、及びバイタルサインを見ながら病状の変化を把握可能とし、患者に対して生活上のアドバイス等を直接的に与えることができる。
請求項(抜粋):
在宅患者宅に設置され必要に応じて医療機関と通信回線網を介して接続可能な在宅端末装置と、医療機関に設置され前記在宅端末装置との間で前記通信回線網を介してデータ通信可能なセンター装置とを備え、在宅患者に対する医療行為を行なうことが可能な在宅医療システムであって、前記在宅端末装置は、患者情報を収集して処理する患者情報処理装置と、装置周辺を撮影可能な撮影装置と、前記通信回線網との通信を可能とするデータ通信装置より構成され、前記患者情報処理装置は、患者の生体情報を検出する生体情報検出手段と、前記生体情報検出手段を用いて生体情報の計測を開始する生体情報計測手段と、前記生体情報検出手段による検出情報及び必要に応じて前記撮影装置よりの撮影情報を表示可能な表示手段と、前記データ通信装置との間で通信情報の送受信を行う送受信手段と、前記送受信手段で受け取った前記データ通信装置よりの通信情報を解析する解析手段と、前記解析手段の解析結果に対応して前記生体情報計測手段及び前記表示手段を制御する制御手段とを備え、前記撮影装置は、少なくとも患者を撮影可能なカメラと、前記データ通信装置を介しての前記センター装置よりの指示に従って前記カメラを制御すると共に必要に応じて前記患者情報処理装置と前記データ通信装置に前記カメラでの撮影情報を転送するカメラ制御部とを備え、前記データ通信装置は、前記通信回線網を介して前記センター装置との間で通信情報を送受信する端末側デジタル通信手段と、前記患者情報処理装置との間で患者情報等の送受信を行う生体情報送受信手段と、前記撮影装置との間で撮影情報及び前記カメラの制御情報を授受する撮影情報授受手段を備え、前記センター装置は、前記通信回線網との間で通信を行うセンター側通信手段と、前記センター側通信手段よりの前記在宅端末装置よりの受信情報を受信して報知する受信情報報知手段と、センター装置周辺画像を撮影する撮影手段と、前記撮影手段での撮影情報及び前記在宅端末装置向けへの指示情報を前記在宅端末装置向けに転送する指示情報転送手段とを備えることを特徴とする在宅医療システム。
引用特許:
審査官引用 (3件)

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