特許
J-GLOBAL ID:200903088450860794

電磁クラッチ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木内 修
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-170569
公開番号(公開出願番号):特開平9-329157
出願日: 1996年06月10日
公開日(公表日): 1997年12月22日
要約:
【要約】【課題】 クラッチ板の吸着音を低減するための構造を簡素化して電磁クラッチの製作コストを抑制するとともに、緩衝部材の耐久性を向上させてクラッチ板の吸着音をより確実に低減する。【解決手段】 環状溝6が回転体7の摩擦面7aに設けられ、環状溝6に緩衝部材10が収容されている。緩衝部材10は耐摩耗部材12と弾性部材13との2層構造である。緩衝部材10の耐摩耗部材12の一部が、回転体7の摩擦面7aからクラッチ板14の摩擦面14aに向かって突き出ている。電磁コイル8が通電されて電磁力が発生すると、クラッチ板14は回転体7の摩擦面7aに吸引されるが、このときクラッチ板14の摩擦面14aはまず緩衝部材10の耐摩耗部材12に当たり、緩衝部材10の弾性部材13を弾性変形させながら回転体7の摩擦面7aに吸着される。このように回転体7の摩擦面7aに吸着されるときにクラッチ板14の衝突力が緩和される。
請求項(抜粋):
ハウジングに回転可能に支持され、回転軸を回転中心として駆動源からの回転力によって回転する回転体と、前記回転軸に連結され、前記回転体の摩擦面に対向配置されるクラッチ板と、前記クラッチ板の摩擦面を前記回転体の摩擦面に吸着させる電磁コイルとを備えた電磁クラッチにおいて、前記回転体の摩擦面又は前記クラッチ板の摩擦面のいずれか一方の摩擦面に設けられた溝と、前記溝に収容される緩衝部材とを備え、前記緩衝部材が少なくとも耐摩耗部材と弾性部材との2層を有し、前記耐摩耗部材の一部又は全部が、前記一方の摩擦面から他方の摩擦面に向かって突き出ていることを特徴とする電磁クラッチ。
FI (2件):
F16D 27/10 341 J ,  F16D 27/10 341 L
引用特許:
審査官引用 (7件)
  • 特開平4-236825
  • 湿式摩擦材
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-090716   出願人:株式会社ダイナックス, 株式会社オーツカ, 昭和高分子株式会社
  • 湿式摩擦プレート
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-177197   出願人:アイシン精機株式会社, アイシン辰栄株式会社
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