特許
J-GLOBAL ID:200903088715830027

高強度高靭性肌焼き用鋼

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 植木 久一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-206311
公開番号(公開出願番号):特開平9-053149
出願日: 1995年08月11日
公開日(公表日): 1997年02月25日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 高価な合金元素を多量添加することなく、低コストで且つ耐摩耗性、疲労特性、耐衝撃性等に優れ、歯車やシャフト等の機械部品として優れた性能を示す肌焼き鋼部品を与える肌焼き用鋼を提供する。【解決手段】 C、Mn、Al、Nを少量含有し残部がFeおよび不可避的不純物よりなる鋼材であって、該鋼材を用いた部品を浸炭窒化処理した後に行なわれる焼入れ時の平均冷却速度をVとしたとき、下記[Ia ]または[Ib ]式を満たす高強度高靭性肌焼き用鋼である。平均冷却速度(V)=390Jeq-1.35 VC1a =10k1a ≦平均冷却速度(V)≦VC2a =10k2a ......[Ia ] VC1b =10k1b ≦平均冷却速度(V)≦VC2b =10k2b ......[Ib ]式中、Jeg、VC1a ,VC2a ,VC1b ,VC2b は本文に記載の通り。
請求項(抜粋):
C:0.05〜0.30%(以下、特記しない限りmass%を意味する)Mn:0.3〜3.0%Al:0.015〜0.06%N:0.005〜0.030%残部:Feおよび不可避的不純物よりなる鋼材であって、該鋼材のジョミニー冷却曲線におけるJ9(mm)位置の硬さHRCが55以下であり、且つ該鋼材を用いて成形された部品を浸炭もしくは浸炭窒化処理した後に行なわれる焼入れ時の平均冷却速度をVとしたとき、VC1a ,VC2a が下記[Ia ]式の関係を満たす様に成分調整したものであることを特徴とする高強度高靭性肌焼き用鋼。平均冷却速度(V)=390Jeq-1.35式中、Jeqは、当該鋼材のジョミニー焼入れ曲線において、その硬さが浸炭焼入れ若しくは浸炭窒化焼入れ後の部品の芯部硬さに相当するジョミニー位置を表わす。 VC1a =10k1a ≦平均冷却速度(V)≦VC2a =10k2a ......[Ia ]式中、k1a=3.62-7.17[C%]-0.43[Mn%]-3.86[P%]k2a=4.01-5.96[C%]-0.33[Mn%]-9.45[P%]
IPC (5件):
C22C 38/00 301 ,  C21D 6/00 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/58 ,  C22C 38/60
FI (6件):
C22C 38/00 301 N ,  C21D 6/00 P ,  C21D 6/00 D ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/58 ,  C22C 38/60
引用特許:
審査官引用 (6件)
全件表示

前のページに戻る