特許
J-GLOBAL ID:200903088830755799

伝播時間差方式による超音波流量計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 清美
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-335162
公開番号(公開出願番号):特開2003-139592
出願日: 2001年10月31日
公開日(公表日): 2003年05月14日
要約:
【要約】【課題】十分に高い分解能を得ることができるとともに、アナログ・デジタルコンバータのサンプリング位相の変動にかかわらず、安定した高精度の計測を行なうことができ、優れた測定精度の超音波流量計を提供する。【解決手段】流路用管体1の流体の流れ方向上流側と下流側に取り付けた1対の超音波振動子2a、2bと、これらの送受信を交互に切り替える切替器3と、受信信号を増幅する増幅器5と、増幅された受信信号のゼロクロス点を測定して上流向けおよび下流向け伝播時間を求め、この伝播時間から流量信号を算出するデータ処理装置9を備え、前記データ処理装置は受信信号の増幅波形を複数の電圧値-時刻の対データに変換し、かつ、前記増幅波形が時刻軸と交差する複数のゼロクロス点のうち、少なくとも1個のゼロクロス点を選び、このゼロクロス点の前後時刻に分布する複数個の前記対データから、等次数の2つの近似式または3次以上の近似式を求め、近似式の時刻軸切片からゼロクロス点の時刻近似値を得て超音波の送信より受信までの伝播時間が算出される構成とした。
請求項(抜粋):
(a) 流路用管体の流体の流れ方向上流側と下流側における流路用管体の外側にそれぞれ取り付けた1対の超音波振動子と、これら1対の超音波振動子の送信、受信を交互に切り替える切替器と、流体内を伝播する超音波により受信側の振動子に生じる受信信号を増幅する増幅器と、増幅された受信信号のゼロクロス点を測定して上流向けおよび下流向け伝播時間を求め、この伝播時間から流量信号を算出するデータ処理装置を備え、(b) 前記データ処理装置は前記増幅後の受信信号の増幅波形を複数の電圧値-時刻の対データに変換し、(c) かつ、前記増幅波形が時刻軸と交差する複数のゼロクロス点のうち、少なくとも1個のゼロクロス点を選び、このゼロクロス点の前後時刻に分布する複数個の前記対データの中から、電圧絶対値が最小の対データを含む複数の対データを選んで第1の対データ群とし、同じく電圧絶対値が最小の対データを含み、第1の対データ群とは構成が同一ではない複数の対データを選んで第2の対データ群とし、各対データ群を構成する複数の対データに基づき、電圧値を変数とし、時刻をその関数とする等次数の近似式をそれぞれ求め、これら2式の時刻軸切片の平均値をもって前記ゼロクロス点の時刻近似値とするとともに、この近似値により超音波の送信より受信までの伝播時間が算出される伝播時間差方式による超音波流量計。
Fターム (2件):
2F035DA14 ,  2F035DA23
引用特許:
審査官引用 (3件)

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