特許
J-GLOBAL ID:200903088929563573
バクテリアセルロース離解物
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
阿部 正博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-096843
公開番号(公開出願番号):特開平11-279202
出願日: 1998年03月25日
公開日(公表日): 1999年10月12日
要約:
【要約】【課題】 バクテリアセルロース離解物の懸濁液が有する、保水性、増粘効果、乳化効果、填料歩留まり向上効果等の多くの優れた懸濁液物性を生かして、その工業的利用に於ける製品の製造工程、品質管理又はスケールアップ等の際に、目安となるバクテリアセルロース離解物の基本的な因子ないし物性値を提供すること。【解決手段】 (1)0.1重量%(1重量%CMC含有)のバクテリアセルロース離解物の懸濁液の660nmに於ける吸光度、(2)バクテリアセルロース離解物の懸濁液の1100nm、660nm及び350nmに於ける各吸光度から計算した繊維幅から求めた変動係数、(3)繊維長指数、(4)伝導滴定法により得られた弱酸性基量、(5)凝集力指数、及び(6)動的粘弾性測定装置により得られた降伏値、の少なくともいずれか一つが所定の範囲にあることを特徴とする、バクテリアセルロース離解物。
請求項(抜粋):
以下に示す物性の少なくともいずれか一つを有するバクテリアセルロース離解物:(1)0.1重量%(1重量%CMC含有)のバクテリアセルロース離解物の懸濁液の660nmに於ける吸光度(OD)が0.14ないし0.80の範囲;(2)バクテリアセルロース離解物の懸濁液の1100nm、660nm及び350nmに於ける各吸光度(OD)から計算した繊維幅から求めた変動係数が0.70ないし0.80の範囲;(3)繊維長指数〔(オストワルド粘度計による比粘度( ηsp)x (0.1重量%(1重量%CMC含有)のバクテリアセルロース離解物の懸濁液の660nmに於ける吸光度(OD))〕が0.005ないし0.15の範囲;(4)伝導滴定法により得られた弱酸性基量が0.4ないし5.0meq/100gセルロースの範囲;(5)0.1重量%のバクテリアセルロース離解物の懸濁液の保水性を(W)とし、更にコンゴーレッドを0.25重量%加えたバクテリアセルロース離解物の懸濁液の保水性を(WCR)としたときに、(WCR)/(W)で定義される凝集力指数(Agr.idx)が0.3ないし2.5の範囲;(6)動的粘弾性測定装置(FLUID SPECTROMETER RES-II, レオメトリクス社製)の平行回転板に0.25%BC離解物4mlを挟み、ずり速度を0から100(1/s)まで60秒間で変化させた際の、流動初期において現れるずり応力のピーク(ストレスオーバーシュート)を降伏値としたときに、降伏値が8ないし60dyn/cm2 の範囲。
引用特許:
審査官引用 (2件)
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バクテリアセルロース離解物
公報種別:公開公報
出願番号:特願平8-029455
出願人:株式会社バイオポリマー・リサーチ
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特開昭61-113601
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