特許
J-GLOBAL ID:200903089259307410

溶融破断特性に優れるポリオレフィン微多孔膜及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 廣田 雅紀
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-544232
公開番号(公開出願番号):特表2009-518497
出願日: 2006年03月31日
公開日(公表日): 2009年05月07日
要約:
本発明は、電池用隔離膜に使用できるポリオレフィン微多孔膜及びその製造方法に関するものである。本発明によるポリオレフィン微多孔膜は、重量平均分子量が2×105〜4×105であり、分子量が1×104以下である分子の含量が5重量%以下で且つ1×106以上である分子の含量が5重量%以下であるポリエチレン(成分I)90〜98重量%と、重量平均分子量が3.0×104〜8.0×105であり、溶ける温度のピーク点が145°C以上であるポリプロピレン(成分II)2〜10重量%とから構成されて、穿孔強度が0.14N/μm以上、気体透過度(Darcy’s permeability constant)が1.5×10-5Darcy以上で、微多孔膜の閉温度が140°C以下であり、溶融破断温度が160°C以上であることを特徴とする。本発明によるポリオレフィン微多孔膜は、高い熱安定性と、優れた押出混練性及び物性により、これを使用する電池の性能と安定性を高めると同時に、微多孔膜の生産性も高めることができる。
請求項(抜粋):
重量平均分子量が2×105〜4×105であり、分子量が1×104以下である分子の含量が5重量%以下で且つ1×106以上である分子の含量が5重量%以下であるポリエチレン(成分I)90〜98重量%と、重量平均分子量が3.0×104〜8.0×105であり、溶ける温度のピーク点が145°C以上であるポリプロピレン(成分II)2〜10重量%とからなる樹脂組成物20〜50重量%と、ダイルエント(成分III)80〜50重量%とからなる組成物を溶融押出してシートに成形する段階と、 前記シートを延伸し、フィルムに成形する段階と、 前記フィルムからダイルエントを抽出する段階と、 前記フィルムを熱固定する段階と、から製造されて、 穿孔強度が0.14N/μm以上、気体透過度(Darcy’s permeability constant)が1.5×10-5Darcy以上で、微多孔膜の閉温度が140°C以下であり、溶融破断温度が160°C以上であることを特徴とする、ポリオレフィン微多孔膜の製造方法。
IPC (3件):
C08J 9/26 ,  C08L 23/04 ,  C08L 23/10
FI (4件):
C08J9/26 102 ,  C08J9/26 ,  C08L23/04 ,  C08L23/10
Fターム (38件):
4F074AA17 ,  4F074AA18 ,  4F074AA24 ,  4F074AA25 ,  4F074AA98 ,  4F074AB01 ,  4F074AB03 ,  4F074CA03 ,  4F074CA06 ,  4F074CA07 ,  4F074CB16 ,  4F074CB17 ,  4F074CB28 ,  4F074CB43 ,  4F074CC02X ,  4F074CC32X ,  4F074CC42Z ,  4F074DA08 ,  4F074DA10 ,  4F074DA49 ,  4J002BB031 ,  4J002BB051 ,  4J002BB122 ,  4J002BB151 ,  4J002BB172 ,  4J002GQ02 ,  4J002HA09 ,  5H021BB01 ,  5H021BB02 ,  5H021BB05 ,  5H021BB13 ,  5H021EE04 ,  5H021EE15 ,  5H021HH00 ,  5H021HH01 ,  5H021HH03 ,  5H021HH06 ,  5H021HH07
引用特許:
審査官引用 (3件)

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