特許
J-GLOBAL ID:200903089410465767

地中レーダ画像処理法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 脇 篤夫 ,  鈴木 伸夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-281864
公開番号(公開出願番号):特開2006-098112
出願日: 2004年09月28日
公開日(公表日): 2006年04月13日
要約:
【課題】 地中レーダ等の近距離レーダの画像を処理する方法において、現在使われている処理法は、多大な計算時間を要する、また、特に複数の対象物が近接して存在する場合に虚像を生じるという欠点がある。本発明はこれら2つの課題を解決することを目的とする。【解決手段】 対象物モデルから参照パターンを求め、参照パターンの自己相関、参照パターンと受信データとの相互相関を求める。相互相関から対象物探査用データと対象物評価用データを作成し、対象物探査用データの極値を自己相関と対象物評価用データに基づいて評価する。評価の結果、その極値値が対象物の可能性があると判定されると、対象物探査用データのその極値の位置から自己相関を減算し、新たな探査を実行する。【選択図】 図5A
請求項(抜粋):
レーダなど対象物の位置および性状の少なくとも一方を獲得するために、信号の送信手段および受信手段の少なくとも一方を移動しながら送信信号を送出して対象からの反射信号を受信した受信データを処理する方法において、 送信機および受信機の少なくとも一方を移動しながら反射信号を取得し、受信信号を受信する測定点間の間隔を一定にして測定を行なうか、一定でない場合は補間などにより測定点の間隔が一定の受信データを用意し、 以下の手順により受信データを処理して対象物の位置および性状の少なくとも一方を推定する処理方法。 1.レーダの送・受信応答から点状の孤立物体群により構成された対象物による反射信号である参照パターンを推定し、 2.同参照パターンと受信データの相互相関および該参照パターンの自己相関を算出し、 3.同相互相関に所定の仕方1で重み付けした対象物探査用データを求め、 4.対象物探査用データあるいは相互相関である対象物評価用データを求め、 5.対象物探査用データの極値の値および位置を求め、 6.対象物探査用データの極値のうちで所定の条件1を満足する極値を選択し、 7.選択した対象物探査用データの極値の値の絶対値が最大になる極値である着目極値、あるいは同着目極値の所定の近傍に含まれる極値をメンバーとする着目極値群を求め、 8.着目極値あるいは着目極値群に含まれる極値に対して、該自己相関の最大値がそれぞれの極値の位置における対象物評価用データの値と同じになるように自己相関の振幅を調整し、それぞれ極値の位置を中心とする所定の範囲1で対象物評価用データから差し引き、 9.差し引き前の対象物評価用データと差し引き後の対象物評価用データを所定の仕方2で評価した評価値が所定の条件2を満足し、かつ評価値が最大の極値である対象物候補極値に対象物があるとみなし、該自己相関の最大値が対象物候補極値の位置における対象物探査用データの値と同じになるように自己相関の振幅を調整し、対象物候補極値の位置を中心とする所定の範囲1で対象物探査用データから差し引き、差し引き後の対象物探査用データに対して手順5以降を繰り返し、 10.差し引き前の対象物評価用データと差し引き後の対象物評価用データを所定の仕方2で評価した結果が着目極値あるいは着目極値群に含まれる全メンバーに対して所定の条件2を満足しないときには、着目極値あるいは着目極値群に含まれる全メンバーを除外した対象物探査用データの極値に対して、手順7以降を繰り返し、 11.対象物探査用データを所定の仕方3で評価した結果が所定の条件3を満足するか、所定の条件1を満足する極値がなくなるか、差し引き前の対象物探査用データと差し引き後の対象物探査用データを所定の仕方4で評価した結果が所定の条件4を満足した場合に処理を終了する。
IPC (2件):
G01V 3/12 ,  G01S 13/88
FI (2件):
G01V3/12 B ,  G01S13/88 G
Fターム (11件):
5J070AB01 ,  5J070AC03 ,  5J070AD02 ,  5J070AE11 ,  5J070AF02 ,  5J070AG07 ,  5J070AH04 ,  5J070AH19 ,  5J070AH31 ,  5J070AJ06 ,  5J070BE01
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (7件)
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