特許
J-GLOBAL ID:200903089518688207

新規な置換インドリノン、それらの調製及び医薬組成物としてのそれらの使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外9名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-543432
公開番号(公開出願番号):特表2002-511449
出願日: 1999年04月10日
公開日(公表日): 2002年04月16日
要約:
【要約】本発明は一般式(I)【化1】(式中、R1〜R5及びXは請求の範囲第1項に示された意味を有する)の置換インドリノン、それらの異性体及びそれらの塩、特にそれらの生理学上適合性の塩に関する。本発明の化合物は有益な薬理学的性質、特に種々のキナーゼ及びサイクリン/CDK複合体、並びに種々の腫瘍細胞の増殖に対する抑制効果を有する。また、本発明はこれらの化合物を含む医薬品、それらの使用及びそれらの製造方法に関する。
請求項(抜粋):
一般式【化1】の置換インドリノン、これらの異性体及びこれらの塩。(式中、 Xは酸素原子又は硫黄原子を表し、 R1は水素原子、C1-4-アルコキシ-カルボニル基又はC2-4-アルカノイル基を表し、 R2はカルボキシ基、C1-4-アルコキシ-カルボニル基又はアミノカルボニル基を表し、そのアミノ部分は1個又は2個のC1-3-アルキル基により置換されていてもよく、また置換基は同じであってもよく、また異なっていてもよく、 R3はフェニル基又はナフチル基を表し、これらはフッ素原子、塩素原子もしくは臭素原子、C1-3-アルキル基、C1-3-アルコキシ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、ニトロ基、アミノ基、C1-3-アルキルアミノ基、ジ-(C1-3-アルキル)-アミノ基、C2-4-アルカノイル-アミノ基、N-(C1-3-アルキル)-C2-4-アルカノイルアミノ基、N-(C1-3-アルキル)-C2-4-アルカノイルアミノ基、C1-3-アルキルスルホニルアミノ基、アミノ-C1-3-アルキル基、C1-3-アルキルアミノ-C1-3-アルキル基、ジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-C1-3-アルキル基、N-(C2-4-アルカノイル)-アミノ-C1-3-アルキル基又はN-(C2-4-アルカノイル)-C1-3-アルキルアミノ-C1-3-アルキル基により置換されていてもよく、これらの置換基は同じであってもよく、また異なっていてもよく、 R4は水素原子又はC1-3-アルキル基を表し、かつ R5は水素原子、 必要によりフェニル基、カルボキシ基又はC1-3-アルコキシ-カルボニル基により置換されていてもよいC1-5-アルキル基、 必要によりC1-3-アルキル基により置換されていてもよいC3-7-シクロアルキル基、 必要によりC1-3-アルキル基により置換されていてもよいインダニル基、 5員ヘテロアリール基(これは必要によりC1-3-アルキル基により置換されていてもよいイミノ基、酸素原子もしくは硫黄原子又は必要によりC1-3-アルキル基により置換されていてもよいイミノ基と酸素原子、硫黄原子もしくは窒素原子又は2個の窒素原子を含む)又は6員ヘテロアリール基(これは1〜3個の窒素原子を含む)(更に1,3-ブタジエニレンブリッジが上記5員ヘテロアリール基及び6員ヘテロアリール基の2個の隣接炭素原子又は1個の炭素原子と隣接イミノ基を介して結合されていてもよく、また上記単環式環及び2環式環の炭素骨格がフッ素原子、塩素原子、臭素原子もしくはヨウ素原子、C1-5-アルキル基又はシアノ基により一置換又は二置換されていてもよく、またこれらの置換基が同じであってもよく、また異なっていてもよい)、 炭素原子を介して結合されたピロリジニル基又はピペリジニル基(これらは窒素原子の位置でC1-3-アルキル基により置換されていてもよい)、 必要によりフッ素原子、塩素原子、臭素原子もしくはヨウ素原子、C1-5-アルキル基、C1-3-アルコキシ基、カルボキシ基、C1-3-アルコキシカルボニル基、アミノスルホニル基、ニトロ基又はシアノ基により二置換されていてもよいフェニル基(その置換基は同じであってもよく、また異なっていてもよい)、 フェニル基、ピリジル基、ピリミジル基又はチエニル基(これらの夫々が トリフルオロメトキシ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子もしくはヨウ素原子、C1-3-アルコキシ基(これは2位又は3位でアミノ基、C1-3-アルキルアミノ基、ジ-(C1-3-アルキル)アミノ基、フェニル-C1-3-アルキルアミノ基、N-(C1-3-アルキル)-フェニル-C1-3-アルキルアミノ基、ピロリジノ基又はピペリジノ基により置換されていてもよい)、 フェニル-C1-3-アルキルアミノ-C1-3-アルキル基(これはフェニル核中でトリフルオロメチル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子もしくはヨウ素原子、C1-5-アルキル基又はC1-3-アルコキシ基により一置換又は二置換されていてもよく、これらの置換基は同じであってもよく、また異なっていてもよく、更にアミン窒素原子の位置でC1-3-アルキル基により置換されていてもよく、2位から水素原子がフッ素原子により完全置換又は部分置換されていてもよい)、 C1-5-アルキル基、フェニル基、イミダゾリル基、C3-7-シクロアルキル基、C1-3-アルコキシ-C1-3-アルコキシ基、フェニル-C1-3-アルコキシ基、カルボキシ-C1-3-アルキル基、C1-3-アルコキシカルボニル-C1-3-アルキル基、カルボキシ基、C1-3-アルコキシカルボニル基、アミノカルボニル基、C1-3-アルキルアミノカルボニル基、ジ-(C1-3-アルキル)-アミノカルボニル基、フェニル-C1-3-アルキルアミノカルボニル基、N-(C1-3-アルキル)-フェニル-C1-3-アルキルアミノカルボニル基、ピペラジノカルボニル基、N-(C1-3-アルキル)-ピペラジノカルボニル基、ニトロ基、アミノ基、C1-3-アルキルアミノ基、ジ-(C1-3-アルキル)-アミノ基、C2-4-アルカノイル-アミノ基、N-(C1-3-アルキル)-C2-4-アルカノイルアミノ基、ベンゾイルアミノ基又はN-(C1-3-アルキル)-ベンゾイルアミノ基、 N-(C1-3-アルキル)-C2-4-アルカノイルアミノ基(これは更にそのアルキル部分中でカルボキシ基又はC1-3-アルコキシカルボニル基により置換されている)、 C1-3-アルキルアミノカルボニル基又はジ-(C1-3-アルキル)-アミノカルボニル基(アルキル部分が更にジ-(C1-3-アルキル)-アミノ基により置換されている)、又は N-(C1-3-アルキル)-C1-3-アルキルスルホニルアミノ基又はN-(C1-3-アルキル)-フェニルスルホニルアミノ基(そのアルキル部分は更にシアノ基、カルボキシ基、C1-3-アルコキシカルボニル基、C1-3-アルキルアミノ基、ジ-(C1-3-アルキル)-アミノ基、アミノカルボニル基、C1-3-アルキルアミノカルボニル基、ジ-(C1-3-アルキル)-アミノカルボニル基、ピペリジノカルボニル基又は2-〔ジ-(C1-3-アルキルアミノ)〕-エチルアミノカルボニル基により置換されていてもよい)により置換されている)、 C1-3-アルキル基により置換されたフェニル基又はチエニル基(そのアルキル部分はヒドロキシ基、C1-3-アルコキシ基、カルボキシ基、C1-3-アルコキシ-カルボニル基、アミノ基、C1-5-アルキルアミノ基、ジ-(C1-5-アルキル)-アミノ基、C2-4-アルカノイルアミノ基、N-(C1-3-アルキル)-C2-4-アルカノイルアミノ基、ピロリジノ基、デヒドロピロリジノ基、ピペリジノ基、デヒドロピペリジノ基、3-ヒドロキシピペリジノ基、4-ヒドロキシピペリジノ基、ヘキサメチレンイミノ基、モルホリノ基、チオモルホリノ基、ピペラジノ基、4-(C1-3-アルキル)-ピペラジノ基、4-フェニル-ピペラジノ基、4-(C2-4-アルカノイル)-ピペラジノ基、4-ベンゾイル-ピペラジノ基又はイミダゾリル基により置換されている)(上記飽和シクロアルキレンイミノ環、C1-5-アルキルアミノ基又はジ-(C1-5-アルキル)-アミノ基は更に1個又は2個のC1-5-アルキル基、C3-7-シクロアルキル基、ヒドロキシ基、C1-3-アルコキシ基、カルボキシ基、C1-3-アルコキシカルボニル基、アミノカルボニル基、C1-3-アルキルアミノカルボニル基又はジ-(C1-3-アルキル)-アミノカルボニル基、必要によりフェニル核中でフッ素原子、塩素原子、臭素原子もしくはヨウ素原子又はC1-3-アルキル基もしくはシアノ基により一置換又は二置換されていてもよいフェニル-C1-3-アルキル基又はフェニル基により置換されていてもよく、これらの置換基は同じであってもよく、また異なっていてもよく、又は 上記シクロアルキレンイミノ環中の窒素原子に隣接するメチレン基はカルボニル基又はスルホニル基により置換されていてもよく、また上記一置換フェニル基は更にフッ素原子、塩素原子もしくは臭素原子又はメチル基、アミノ基、C1-3-アルキルアミノ基もしくはジ-(C1-3-アルキル)-アミノ基により置換されていてもよく、又は 必要により1個又は2個のC1-3-アルコキシ基により置換されていてもよいフェニル環は2個の隣接炭素原子を介して上記未置換シクロアルキレンイミノ環の一つに縮合されていてもよい)を表し、 上記基の定義に記載されたカルボキシ基は更に生体内でカルボキシ基に変換し得る基により置換されていてもよく、また 上記基の定義に記載されたアミノ基及びイミノ基は更に生体内で開裂し得る基により置換されていてもよい)
IPC (17件):
C07D209/34 ,  A61K 31/4045 ,  A61K 31/4178 ,  A61K 31/4184 ,  A61K 31/422 ,  A61K 31/427 ,  A61K 31/4439 ,  A61K 31/454 ,  A61K 31/4709 ,  A61K 31/496 ,  A61K 31/5377 ,  A61P 35/00 ,  A61P 43/00 111 ,  C07D401/12 ,  C07D403/12 ,  C07D413/12 ,  C07D417/12
FI (17件):
C07D209/34 ,  A61K 31/4045 ,  A61K 31/4178 ,  A61K 31/4184 ,  A61K 31/422 ,  A61K 31/427 ,  A61K 31/4439 ,  A61K 31/454 ,  A61K 31/4709 ,  A61K 31/496 ,  A61K 31/5377 ,  A61P 35/00 ,  A61P 43/00 111 ,  C07D401/12 ,  C07D403/12 ,  C07D413/12 ,  C07D417/12
Fターム (60件):
4C063AA01 ,  4C063BB09 ,  4C063CC10 ,  4C063CC12 ,  4C063CC14 ,  4C063CC25 ,  4C063CC26 ,  4C063CC34 ,  4C063CC52 ,  4C063CC54 ,  4C063CC62 ,  4C063DD06 ,  4C063EE01 ,  4C086AA01 ,  4C086AA02 ,  4C086AA03 ,  4C086AA04 ,  4C086BC13 ,  4C086BC17 ,  4C086BC21 ,  4C086BC28 ,  4C086BC38 ,  4C086BC39 ,  4C086BC50 ,  4C086BC69 ,  4C086BC73 ,  4C086BC82 ,  4C086GA07 ,  4C086GA08 ,  4C086GA09 ,  4C086GA10 ,  4C086GA12 ,  4C086MA01 ,  4C086MA04 ,  4C086NA14 ,  4C086ZA16 ,  4C086ZA36 ,  4C086ZA39 ,  4C086ZA66 ,  4C086ZA81 ,  4C086ZA89 ,  4C086ZA90 ,  4C086ZA96 ,  4C086ZB07 ,  4C086ZB11 ,  4C086ZB21 ,  4C086ZB26 ,  4C086ZB27 ,  4C086ZB32 ,  4C086ZB33 ,  4C086ZC20 ,  4C204BB01 ,  4C204CB03 ,  4C204DB30 ,  4C204EB02 ,  4C204FB01 ,  4C204FB20 ,  4C204GB18 ,  4C204GB21 ,  4C204GB25
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (1件)

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