特許
J-GLOBAL ID:200903089555181090

生態系に配慮した鋼矢板護岸

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 久門 知 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-035862
公開番号(公開出願番号):特開平11-229342
出願日: 1998年02月18日
公開日(公表日): 1999年08月24日
要約:
【要約】【課題】 構造面の機能だけでなく、積極的な水質浄化機能を有し、修景機能、生態系の保護育成機能の面でも優れた生態系に配慮した鋼矢板護岸を提供する。【解決手段】 鋼矢板6どうしを連結してなる鋼矢板護岸の水域側開口部に透水性の蓋体8を取り付け、鋼矢板6と蓋体8とで囲まれた空間に礫10を充填する。鋼矢板6の凹部の水域側開口位置には、蓋体8を自立させるためのコ字型係止金具9を取り付けておく。充填した礫10により、礫間接触酸化による水質浄化が行われる。礫10の上部には水生植物を植栽することにより、修景効果や生態系の保護効果が得られる。また、水生植物の地下茎が礫10間にトラップされた有機物や栄養塩を吸収し成長するため、追肥の必要がなく、礫10間の目詰まりや礫10表面の生物膜の嫌気状態を解消することで、礫間接触酸化効果が長期にわたって維持され、礫10の交換も長期にわたり不要となる。
請求項(抜粋):
鋼矢板どうしを連結してなり、表面に深さ方向に連続する溝状の凹部を有する鋼矢板護岸において、前記凹部の水域側開口部に透水性の蓋体を取り付け、前記鋼矢板と蓋体とで囲まれた空間に礫を充填することで、礫間接触酸化による水質浄化機能を付与したことを特徴とする生態系に配慮した鋼矢板護岸。
IPC (2件):
E02B 3/06 ,  C02F 3/32
FI (2件):
E02B 3/06 ,  C02F 3/32
引用特許:
審査官引用 (4件)
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