特許
J-GLOBAL ID:200903089727770905

仕切壁と流量調整壁とを有する熱交換器用ヘッダの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 武男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-316225
公開番号(公開出願番号):特開平10-160384
出願日: 1996年11月27日
公開日(公表日): 1998年06月19日
要約:
【要約】【課題】 ヘッダ本体44とこのヘッダ本体44の内側に形成される仕切壁25及び流量調整壁45を、1枚の板材から形成する事により、部品点数の低減と組み付け性の向上とを図る。【解決手段】 クラッド材である板材をプレス成形し、1対の半筒部29、29を並設する。これら1対の半筒部29、29の一部を軸方向に押し潰す様に折り返す事により、仕切壁半部34、34及び切り欠き50、50を有する流量調整壁半部49、49を形成する。その後、上記両半筒部29、29の端縁同士を突き合わせてヘッダ本体44を形成すると共に、上記仕切壁半部34、34及び流量調整壁半部49、49の縁部同士を突き合わせる。そして、互いの突き合わせ部同士をろう付け接合して、仕切壁25と流量調整壁45とを有するヘッダ43を形成する。
請求項(抜粋):
軸方向両端を塞がれた管状のヘッダ本体と、このヘッダ本体の内側中間部を密に仕切る仕切壁と、この仕切壁を挟んで上記ヘッダ本体内に設けられた第一室及び第二室と、これら第一室及び第二室のうちの少なくとも一方の室の内側に設けられた、その外周縁を上記ヘッダ本体の内周面に連続させ、中央部に上記ヘッダ本体内を流れる流体を通過させる為の流量調整孔を形成した流量調整壁とから成る、仕切壁と流量調整壁とを有する熱交換器用ヘッダを製造する方法であって、それぞれがアルミニウム合金製である芯材の少なくとも片面にろう材を積層したクラッド材である板材の一部で幅方向に離隔した2箇所位置にそれぞれ通孔を穿設した後、上記板材の幅方向中間部でこれら両通孔の間部分を境に上記板材を塑性変形させて、これら両通孔の間部分に設けた折れ曲がり連続部を介して互いに連続する1対の半筒部を、これら各半筒部の内周面側と外周面側とのうちの少なくとも一方の周面側に上記ろう材が存在する状態で形成すると共に、これら各半筒部の軸方向中間部分を上記板材の長さ方向に押し潰す様に折り返す事により、上記各半筒部の一部を軸方向に仕切る仕切壁半部を形成し、且つ上記各通孔を形成した部分を上記板材の長さ方向に、これら各通孔の中間部を境に押し潰す様に折り返す事により、上記各半筒部の一部を軸方向に仕切って、それぞれの端縁中央部に切り欠きを有する流量調整壁半部を形成し、その後、上記折れ曲がり連続部を塑性変形させる事により、上記1対の半筒部の端縁同士並びに上記各仕切壁半部及び各流量調整壁半部の端縁同士を互いに突き合わせた後加熱して、各突き合わせ部をろう付けする、仕切壁と流量調整壁とを有する熱交換器用ヘッダの製造方法。
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 仕切り付パイプの製造方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-068084   出願人:カルソニック株式会社, 株式会社カルテック
  • 熱交換器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-277514   出願人:株式会社東芝
  • 特開昭63-279094

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