特許
J-GLOBAL ID:200903089966682201

パイプライン型アナログ・ディジタル変換器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柿本 恭成
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-135450
公開番号(公開出願番号):特開2004-343292
出願日: 2003年05月14日
公開日(公表日): 2004年12月02日
要約:
【課題】高精度と高速度の要求を同時に満たすパイプライン型アナログ・ディジタル変換器を提供する。【解決手段】アナログ入力信号AIは、電圧増幅率1/2のサンプル・ホールド増幅器(SHA)12によって保持され、電圧V12として出力される。電圧V12は、サブ・アナログ・ディジタル変換器(SADC:比較器13,14及びエンコーダ15)で1.5ビットのディジタル信号に変換され、更にサブ・ディジタル・アナログ変換器(SDAC:スイッチ16a〜16c)でアナログ信号に変換されてSHA18に与えられる。SHA18では、電圧V12とSDACの差電圧が2倍に増幅されて電圧VAとして、次のアナログ・ディジタル変換ステージ20に与えられる。これにより、各SHAの入力電圧範囲は、従来の1/2に抑えられ、直線性を損なうことなく高速動作が可能になる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
アナログの入力電圧を1.5ビットのディジタル信号に変換するサブAD変換器と、前記ディジタル信号をアナログ電圧に変換するサブDA変換器と、前記入力電圧と前記アナログ電圧との差電圧を標本化及び保持してその保持した差電圧を増幅する増幅器とを備えたアナログ・ディジタル変換ステージを複数段縦続接続し、クロック信号に基づいてパイプライン処理を行うことによって変換対象のアナログ入力信号に対応する所定ビット数のディジタル出力信号を得るパイプライン型アナログ・ディジタル変換器において、 前記複数のアナログ・ディジタル変換ステージのうちで前記アナログ入力信号が与えられる初段のアナログ・ディジタル変換ステージは、 前記アナログ入力信号を標本化及び保持して該アナログ入力信号の1/N(但し、Nは2または4)の電圧を第1のアナログ電圧として出力する第1の増幅器と、 前記第1のアナログ電圧を1.5ビットの第1のディジタル信号に変換する第1のサブAD変換器と、 前記第1のディジタル信号を第2のアナログ電圧に変換する第1のサブDA変換器と、 前記第1及び第2のアナログ電圧の差電圧を標本化及び保持して該保持した差電圧をN倍に増幅して第3のアナログ電圧を出力する第2の増幅器と、 前記第3のアナログ電圧を1.5ビットの第2のディジタル信号に変換する第2のサブAD変換器と、 前記第2のディジタル信号を第4のアナログ電圧に変換する第2のサブDA変換器と、 前記第3及び第4のアナログ電圧の差電圧を標本化及び保持して該保持した差電圧を2倍に増幅して次段のアナログ・ディジタル変換ステージへ与える第3の増幅器と、 前記第1及び第2のディジタル信号に基づいて最上位ビットに対応する1.5ビットのディジタル信号を生成する判定部とを、 備えたことを特徴とするパイプライン型アナログ・ディジタル変換器。
IPC (1件):
H03M1/44
FI (1件):
H03M1/44
Fターム (9件):
5J022AA05 ,  5J022BA01 ,  5J022BA05 ,  5J022CA10 ,  5J022CD03 ,  5J022CE01 ,  5J022CF01 ,  5J022CF02 ,  5J022CF07
引用特許:
出願人引用 (6件)
  • アナログ-デジタル変換回路
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2001-183898   出願人:三洋電機株式会社
  • パイプライン型A/Dコンバータ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2001-348015   出願人:旭化成マイクロシステム株式会社
  • AD変換器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-046539   出願人:株式会社日立製作所, 日立超エル・エス・アイ・エンジニアリング株式会社
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