特許
J-GLOBAL ID:200903090264957812

緩衝バネのバネ特性調整方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 一色 健輔 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-351084
公開番号(公開出願番号):特開平10-184789
出願日: 1996年12月27日
公開日(公表日): 1998年07月14日
要約:
【要約】【課題】 互いに平行に相対移動する2物体間の相対変位を吸収する緩衝バネのバネ特性を、簡易にかつ低コストで理想の特性に可及的に近似させる。【解決手段】 2物体4,6間の平行な相対変位xを吸収する弾性体8に複合させて、バネ定数ksが一定な補助バネ10を取付幅H,初期歪み量δ<SB>0 </SB>にて相対変位方向に直角に配して両物体に取付ける。この補助バネ10は、弾性体8のバネ特性Q=F(x)とその理想バネ特性R=g(x)とが等しくなる変位点x<SB>1</SB>で自然長となり、かつ補助バネの弾性復元力P=-ks・δの前記相対変位方向分力P<SB>x </SB>の極値およびその変位点は、前記バネ特性Qと理想バネ特性Rとの差を相殺する相殺バネ特性S=-(R-Q)の極値およびその変位点x<SB>2 </SB>(0<x<SB>2</SB><x<SB>1 </SB>)に一致するように、バネ定数ks,取付幅H,初期歪み量δ<SB>0 </SB>を定める。
請求項(抜粋):
互いに平行に相対移動する2つの物体間に介在されてそれらの相対変位xを吸収する弾性体のバネ特性Q=f(x)が、その理想とする理想バネ特性R=g(x)と一致せず、それらバネ特性の差(R-Q)を相殺させるための相殺バネ特性S=-(R-Q)が非線形性を呈する場合に、該両物体間にバネ定数ksが一定の線形特性を呈する補助バネを配設して複合させ、該複合バネ全体としての複合バネ特性を該理想バネ特性Rに近似させる緩衝バネのバネ特性の調整方法であって、該補助バネは、該両物体に相対変位が生じていない状態で、該相対変位方向に対して弾性復元力が直角に作用するように両物体間に初期歪み量δ<SB>0 </SB>を与えて、取付幅Hで取り付け、該バネ定数ks、該初期ひずみ量δ<SB>0 </SB>、該取付幅Hは下記の(1),(2)の各条件に基づいて設定することを特徴とするバネ特性の調整方法。(1)該補助バネは、前記バネ特性Q=F(x)と理想バネ特性R=g(x)とが等しくなる既知の変位点x<SB>1 </SB>まで該両物体が平行に相対変位されたときの長さLを自然長とする。L=(x<SB>1 </SB><SP>2 </SP>+H<SP>2 </SP>)<SP>1/2</SP>(2)該補助バネの弾性復元力P=-ks・δの前記相対変位方向分力P<SB>x </SB>の極値およびその変位点は、前記バネ特性Q=f(x)と理想バネ特性R=g(x)との差を相殺する相殺バネ特性S=-(R-Q)の既知の極値およびその変位点x<SB>2 </SB>(0<x<SB>2 </SB><x<SB>1 </SB>)に一致させる。P<SB>x </SB>=-P・{x/(x<SP>2 </SP>+H<SP>2 </SP>)<SP>1/2 </SP>}
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 制振装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-139540   出願人:トキコ株式会社
  • 制振構造のマスダンパー
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-250187   出願人:清水建設株式会社

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