特許
J-GLOBAL ID:200903090501304292

難燃性樹脂組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野崎 銕也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-048548
公開番号(公開出願番号):特開平10-338814
出願日: 1998年02月16日
公開日(公表日): 1998年12月22日
要約:
【要約】【課題】 難燃性、特に滴下防止性と、成形品の外観向上にすぐれた性能を発揮するフッ素系樹脂の特定の形態を有する熱可塑性樹脂組成物を提供する。【解決手段】 熱可塑性樹脂、フッ素系樹脂及び難燃剤を包含する難燃性樹脂組成物において、該フッ素系樹脂は複数のフィブリルの形で存在し、該熱可塑性樹脂と難燃剤は混合物の形で存在しており、その試験片破断面の所定領域を走査型電子顕微鏡で調べた時に、該分散フィブリルの分散形態が、該複数のフィブリルがその総延長の50%以上に相当する長さにわたって0.5ミクロン以下の直径を有し、且つ、2本以上のフィブリルの交差点を有するネットワーク構造と、1本のフィブリルが少なくとも2本のフィブリルに分岐する分岐点を有する分岐構造の少なくとも1つの構造を有し、それらの5個以上の点が7ミクロン×7ミクロンの領域に存在する難燃性樹脂組成物、及び該樹脂組成物の製造方法。
請求項(抜粋):
(A)熱可塑性樹脂100重量部、(B)フッ素系樹脂0.01〜5重量部、及び(C)難燃剤0.1〜30重量部を包含する難燃性樹脂組成物において、該フッ素系樹脂(B)は複数のフィブリルの形で存在し、該熱可塑性樹脂(A)と難燃剤(C)は混合物の形で存在しており、UL-94規格に記載の垂直燃焼法による難燃性試験用に射出成形法によって作成される樹脂組成物の試験片にそれを破断させて破断面を形成するのに十分な引張り応力を加えることによって得られた破片の破断面について、全体にフィブリルが分散した7ミクロン×7ミクロンの所定の領域を走査型電子顕微鏡で調べた時に、該分散フィブリルが示す分散形態が、該複数のフィブリルがその総延長の50%以上に相当する長さにわたって0.5ミクロン以下の直径を有し、且つ、該複数のフィブリルが、少なくとも2本のフィブリルが互いに交差する交差点を1つ以上有するネットワーク構造と、1本のフィブリルが少なくとも2本のフィブリルに分岐する分岐点を1つ以上有する分岐構造からなる群から選ばれる少なくとも1つの構造を有し、該交差点と該分岐点からなる群から選ばれる5個以上の点が該7ミクロン×7ミクロンの所定の領域に存在する、ことを特徴とする難燃性樹脂組成物。
IPC (10件):
C08L101/00 ,  C08K 5/05 ,  C08K 5/06 ,  C08K 5/15 ,  C08K 5/51 ,  C08L 51/04 ,  C08L 69/00 ,  C08L 27:18 ,  C08L 71:00 ,  C08L 69:00
FI (7件):
C08L101/00 ,  C08K 5/05 ,  C08K 5/06 ,  C08K 5/15 ,  C08K 5/51 ,  C08L 51/04 ,  C08L 69/00
引用特許:
審査官引用 (1件)

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