特許
J-GLOBAL ID:200903090522911954

セキュリティー素子

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 柳田 征史 ,  佐久間 剛
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-536039
公開番号(公開出願番号):特表2005-518956
出願日: 2002年09月04日
公開日(公表日): 2005年06月30日
要約:
積層板から成るセキュリティー素子を用いてドキュメント(1)を認証することができる。積層板は、少なくとも透明保護層、透明ラッカー層、および接着層を備え、透明ラッカー層が保護層と接着層との間に配されている。反射層を成す界面が接着層とラッカー層とを分離している。界面は平坦面を有するパターン(25)領域とラッカー層に形成されたレリーフ構造体を有するパターン(25)領域とに分割されている。平坦面領域が積層板に入射する光に対し平坦な鏡面を提供する背景面(3)を成し、光学的に有効な所定の構造体深度を有するレリーフ構造体を備える領域がパターン要素(4)を構成する。パターン要素(4)のレリーフ構造体が入射光を吸収する。光を反射する背景面(3)による反射光の中で、暗いパターン要素(4)とのコントラストが強まり、パターン(25)がはっきりと見える。反射光以外の方向においては、背景面(3)とパターン要素(4)とのコントラストがなくなるため、複写機によって複写された背景面(3)およびパターン要素(4)は黒い表面となる。
請求項(抜粋):
表面区分を有するパターン(25)を備え、少なくとも透明保護層(7)、透明ラッカー層(9)、および接着層(8)を有する積層板(6)から成り、該ラッカー層(9)が該保護層(7)と接着層(8)との間に配され、該接着層(8)とラッカー層(9)との界面において屈折率が急激に変化し、前記パターン(25)の表面区分が背景面(3)とパターン要素(4)とから成るものである、書類(1)を認証するためのセキュリティー素子(2)であって、 前記背景面(3)領域において、前記ラッカー層(9)が平坦な鏡面を成し、前記パターン要素(4)領域において、該ラッカー層(9)に、光学的に有効な所定の構造体深度(h)を有するレリーフ構造体が形成され、 前記背景面(3)が前記積層板(6)に入射する光(10)に対し平坦な鏡面を成し、 前記レリーフ構造体が、可視光(10)スペクトルの短波長端における所定の極限波長(λ)より短い周期(dx;dy)を有し、前記パターン要素(4)が入射光(10)を吸収および散乱する基本格子から成る交差格子であり、各々のレリーフ構造体(14)における吸収光と散乱光との比が、該レリーフ構造体(14)の光学的に有効な平均構造体深度(h)によって予め定まることを特徴とするセキュリティー素子(2)。
IPC (2件):
B42D15/10 ,  G02B5/18
FI (3件):
B42D15/10 501G ,  B42D15/10 501P ,  G02B5/18
Fターム (17件):
2C005HA04 ,  2C005HB01 ,  2C005HB09 ,  2C005HB10 ,  2C005HB13 ,  2C005HB20 ,  2C005JA18 ,  2C005JA19 ,  2C005JB08 ,  2C005JB09 ,  2C005JB25 ,  2C005KA37 ,  2C005KA48 ,  2H049AA07 ,  2H049AA13 ,  2H049AA60 ,  2H049AA65
引用特許:
出願人引用 (8件)
  • 欧州特許第0522217号明細書
  • 独国特許出願公開第4410431号明細書
  • 欧州特許出願公開第0105099号明細書
全件表示
審査官引用 (4件)
全件表示

前のページに戻る