特許
J-GLOBAL ID:200903090909061398

車両のアンチロックブレーキ制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-147673
公開番号(公開出願番号):特開平9-328066
出願日: 1996年06月10日
公開日(公表日): 1997年12月22日
要約:
【要約】【課題】前後両輪がともにアンチロックブレーキ制御状態に在るときには荷重分担が低い方の車輪に対応する側ではその車輪速度が実車体速度近傍への復帰後に実車体速度に倣って減速し始めるまでは増圧タイミングを遅延するようにした車両のアンチロックブレーキ制御装置において、前後両輪がともにアンチロックブレーキ制御状態に在るときの高精度の推定車体速度演算を可能とした上で、全体制動力の低下を極力抑える。【解決手段】前後両輪ブレーキがともにアンチロックブレーキ制御状態に在る状態での増圧タイミング遅延時に、推定車体速度に基づいて算出した車体減速度が設定減速度以上であるときにはブレーキ液圧を保持モードとするが前記車体減速度が設定減速度未満であるときには減圧モードとして、前後両輪用ブレーキ液圧調整手段のうち荷重分担が低い方の車輪に対応する側の作動を制御する。
請求項(抜粋):
前輪ブレーキ(BF1,BF2)のブレーキ液圧を調整可能な前輪用ブレーキ液圧調整手段(3F )と、後輪ブレーキ(BR )のブレーキ液圧を調整可能な後輪用ブレーキ液圧調整手段(3R )と、前輪速度を検出する前輪用車輪速度検出手段(19F )と、後輪速度を検出する後輪用車輪速度検出手段(19R )と、前輪速度検出手段(19F )で検出された前輪速度に基づいて推定車体速度を演算する前輪用車体速度演算手段(22F )と、後輪速度検出手段(19R )で検出された後輪速度に基づいて推定車体速度を演算する後輪用車体速度演算手段(22R )と、前記両車体速度演算手段(22F ,22R )でそれぞれ得られた推定車体速度に基づいて基準車体速度を定める基準車体速度設定手段(23)と、該基準車体速度設定手段(23)で得られた基準車体速度ならびに前記各車輪速度検出手段(19F ,19R )でそれぞれ検出された車輪速度に基づく車輪のスリップ率判断結果に基づいて前記ブレーキ液圧調整手段(3F ,3R )の作動制御量を定めるとともに前後両輪がともにアンチロックブレーキ制御状態に在るときには前後両輪用ブレーキ液圧調整手段(3F ,3R )のうち荷重分担が低い方の車輪に対応する側ではその車輪速度が実車体速度近傍まで復帰した後に実車体速度に倣って減速し始めるまで増圧タイミングを遅延させる制御量演算手段(24)とを備える車両のアンチロックブレーキ制御装置において、制御量演算手段(24)は、前後両輪がともにアンチロックブレーキ制御状態に在る状態での荷重分担が低い方の車輪に対応する側での増圧タイミング遅延時に、前輪用および後輪用車体速度演算手段(22F ,22R )でそれぞれ得られた推定車体速度のうち少なくとも荷重分担が低い方の車輪に対応した推定車体速度に基づいて車体減速度を算出するとともに該車体減速度が設定減速度以上であるときにはブレーキ液圧を保持モードとするが前記車体減速度が設定減速度未満であるときには減圧モードとして、前後両輪用ブレーキ液圧調整手段(3F ,3R )のうち荷重分担が低い方の車輪に対応する側の作動を制御すべく構成されることを特徴とする車両のアンチロックブレーキ制御装置。
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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