特許
J-GLOBAL ID:200903091018722578

可変容量型圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-254066
公開番号(公開出願番号):特開2000-087848
出願日: 1998年09月08日
公開日(公表日): 2000年03月28日
要約:
【要約】【課題】 低圧縮比の状態においても回転支持体の片浮きの発生を防止することが可能な可変容量型圧縮機を提供すること。【解決手段】 スラストベアリング61は、回転支持体17とフロントハウジング11との間に介在されている。スラストベアリング61は、外観が駆動軸16の軸線Lを中心としたリング状に構成されている。スラストベアリング61は、斜板18及びヒンジ機構19を介して回転支持体17に作用されるピストン22からの圧縮荷重Fを受承する。スラストベアリング61は、圧縮荷重Fの有効受承半径l1 が、同一方向に延びる駆動軸16の軸線Lとピストン22の軸線Sとのオフセット距離l2 よりも大きいものが用いられている。
請求項(抜粋):
ハウジングにはクランク室、吸入圧領域及び吐出圧領域が形成されるとともに駆動軸が回転可能に支持され、ハウジングの一部を構成するシリンダブロックには駆動軸の軸線回りの同一円周上に複数のシリンダボアが形成され、各シリンダボアには片頭型のピストンが収容され、前記クランク室において駆動軸には回転支持体が一体回転可能に固定され、クランク室において駆動軸にはカムプレートが軸線方向へスライド移動可能でかつ傾動可能に挿通支持され、回転支持体とカムプレートとの間にはヒンジ機構が介在され、カムプレートには前記ピストンが連結されており、駆動軸の回転運動が回転支持体、ヒンジ機構及びカムプレートを介してピストンの往復運動に変換されることでシリンダボアにおいてガスの圧縮が行われ、回転支持体とハウジングとの間にはガスの圧縮にともない回転支持体に作用する圧縮荷重を受承するためのスラストベアリングが介在され、前記吸入圧領域又は吐出圧領域の一方とクランク室とは制御通路を介して連通され、制御通路には容量制御弁が配置され、容量制御弁は制御通路を開閉する弁体と、入力電流値に応じて弁体への付与荷重を変更するソレノイドとを備え、容量制御弁によって制御通路の開度を調節してクランク室の圧力を変更することで、カムプレートの傾斜角を変更して吐出容量を変更可能な可変容量型圧縮機において、前記スラストベアリングは、圧縮荷重の有効受承半径が、同一方向に延びる駆動軸の軸線とピストンの軸線とのオフセット距離以上に設定されている可変容量型圧縮機。
IPC (2件):
F04B 27/08 ,  F04B 27/14
FI (2件):
F04B 27/08 N ,  F04B 27/08 S
Fターム (7件):
3H076AA06 ,  3H076BB01 ,  3H076CC20 ,  3H076CC27 ,  3H076CC36 ,  3H076CC84 ,  3H076CC85
引用特許:
審査官引用 (1件)

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