特許
J-GLOBAL ID:200903091022365631

マルチキャピラリー電気泳動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野口 繁雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-019968
公開番号(公開出願番号):特開平10-206384
出願日: 1997年01月16日
公開日(公表日): 1998年08月07日
要約:
【要約】【課題】 信頼性を保ちつつ、同時に泳動させて検出できるキャピラリーの本数をより多くして処理能力を高める。【解決手段】 サンプルステージ68がサンプルタイタープレート66をキャピラリーアレイ端2aに移動させ接触させた後、両電極54,58間に高圧が所定時間印加されて試料の注入が行なわれる。その後、泳動用リザーバ62がキャピラリーアレイ端2aに接触し、泳動が開始される。泳動分離されたDN断片が被検出部2cを通過する際、励起・受光光学系10が走査されて試料を標識している4種類の蛍光物質からの蛍光が光電子増倍管で検出される。励起・受光光学系10は落射光学系と共焦点光学系を備えて高速に走査される。
請求項(抜粋):
ゲルが充填された複数のキャピラリーカラムが配列され、4種類の蛍光物質により識別可能に標識された4種類の末端塩基の異なるDNAフラグメントを含む複数の試料が1つずつ前記キャピラリーカラムに注入されて、全てのキャピラリーカラムで同時に電気泳動されるマルチキャピラリーアレイ泳動部と、前記マルチキャピラリーアレイ泳動部のキャピラリーアレイの面に対し、その垂直方向から泳動方向と直交する直線上に励起光を照射し、励起光により励起された試料からの蛍光を受光し、その蛍光の波長特性を検出する励起・受光光学系とを備えたマルチキャピラリー電気泳動装置において、前記マルチキャピラリーアレイ泳動部は、一端側が試料注入側となってキャピラリーカラム端が2次元的に配列されてバッファ液に浸され、他端が別のバッファ液に浸されるとともに、両バッファ液間を通して泳動電圧が印加されるようになっており、かつ他端側にキャピラリーカラムが1列に配列された被検出部を備えており、前記励起・受光光学系は、励起光をキャピラリーアレイの前記被検出部の1本のキャピラリーカラムに集光光学系により投光するとともにキャピラリーカラム内を泳動する試料から発生する蛍光を同じ集光光学系により受光する落射光学系と、キャピラリーカラム内を泳動する試料から発生する蛍光をその落射光学系とともに結像する共焦点光学系と、その共焦点光学系による蛍光像からの蛍光を4種類の標識蛍光物質のそれぞれに対応する波長ごとに空間的に4つに分割する分割・分光光学系と、その4分割された蛍光をそれぞれ検出する光電子増倍管又はアバランシェ・フォトダイオードからなる光検出器とを備えており、キャピラリーアレイの前記被検出部で全てのキャピラリーカラムからの蛍光を検出するために、前記励起・受光光学系を前記被検出部でのキャピラリーアレイの面に平行で泳動方向と直交する1直線に沿って往復方向に移動させる走査機構を備えていることを特徴とするマルチキャピラリー電気泳動装置。
FI (2件):
G01N 27/26 315 K ,  G01N 27/26 325 B
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 電気泳動装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-002804   出願人:株式会社日立製作所
  • 特開平1-148946
  • 特表平7-503322

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