特許

J-GLOBAL ID：200903091108094207

有機塩素系樹脂処理装置

発明者： 名塚 龍己 ,  豊嶋 隆太郎
出願人/特許権者： 古河機械金属株式会社
代理人 (1件)： 森 哲也 (外3名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平11-353426
公開番号（公開出願番号）：特開2001-170608
出願日： 1999年12月13日
公開日（公表日）： 2001年06月26日
要約：

【要約】【課題】塩化水素(塩酸)が発生する塩化ビニールなどの有機塩素系樹脂から塩酸と油分とを分離回収する。【解決手段】有機塩素系樹脂を300〜350°Cに加熱して塩素ガスを分離する脱塩素化装置2と、その残渣を、触媒9中で400〜450°Cに加熱して、低分子化された油分を分解して回収するガス化改質装置8とを分離し、脱塩素化装置2で分離された塩素ガスを塩酸回収装置4で水冷し、塩酸として回収する。油分の一部を蒸発し、その可燃性ガスをガス燃焼室15で燃焼して、その燃焼排ガスを各所の熱源として再利用することにより、システムの高効率化を容易にして、構成の簡素化、コンパクト化、コストの低廉化、省エネルギー化を可能とする。

請求項（抜粋）：

有機塩素系樹脂から油分と塩酸とを分離回収する処理装置であって、投入された有機塩素系樹脂を所定の温度に加熱して塩素を分離する脱塩素化装置と、前記塩素が分離された有機塩素系樹脂の残渣を所定の温度に加熱して、低分子化された油分と蒸発した可燃性ガスとを生成するガス化改質装置とを個別に備えると共に、前記脱塩素化装置で分離された塩素を冷却して塩酸を回収する塩酸回収装置を備えたことを特徴とする有機塩素系樹脂処理装置。

IPC (3件)：

B09B 3/00 302 ,  C01B 7/01 ,  C10G 1/10

FI (3件)：

B09B 3/00 302 A ,  C01B 7/01 H ,  C10G 1/10

引用特許：

審査官引用 (1件)

• 廃プラスチックからの油回収方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平8-065371   出願人：三菱重工業株式会社