特許
J-GLOBAL ID:200903091331243141

直交周波数多重変調信号復調方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 梅田 勝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-343204
公開番号(公開出願番号):特開平10-190609
出願日: 1996年12月24日
公開日(公表日): 1998年07月21日
要約:
【要約】【課題】 従来の直交周波数多重変調信号の復調方法では、送受信機間の周波数オフセットや、伝搬路により受ける振幅及び位相の時間変動により伝送特性が著しく劣化する。周波数オフセットや、比較的低速の位相の時間変動に対しては、様々な周波数同期方法が検討されており、その有効性が示されているが、従来の方法では、周波数同期の確立に非常に長い時間がかかるため、高速の位相変動に対しては有効ではない。また、マルチパスフェージング伝搬路において、コヒーレンス帯域幅を超える伝送を行うと、伝送帯域内で受ける振幅及び位相の時間変動は周波数帯域ごとに異なるため、従来の周波数同期方法ではその補償を行うことは不可能である。【解決手段】 本発明では、直交周波数多重変調方法のこの特徴に着目し、直交周波数多重変調信号を複数の周波数帯域に分割し、それぞれの周波数帯域ごとにガード区間波形を用いて、マルチパスフェージングによる位相変動量を推定し、補償を行うものである。
請求項(抜粋):
複数の周波数多重された信号を用いてデータを伝送する方法において、直交周波数多重された変調信号を入力し平均的な周波数偏移を推定する周波数偏移推定手段と、前記周波数偏移推定手段により推定された周波数偏移量を入力し、前記直交周波数多重変更信号の周波数偏移を補償する周波数偏移補償手段と前記周波数偏移補償手段により周波数偏移を補償された周波数多重変調信号をその周波数成分に応じて分割する帯域フィルタ群と、前記帯域フィルタ群により分割された各変調信号の伝搬路変動をそれぞれ推定する伝搬路変動推定手段と、前記位相変動推定手段により推定された伝搬路変動量を入力して、前記の分割された各変調信号の伝搬路変動を補償する伝搬路変動補償手段と、前記伝搬路変動補償手段の出力を入力して、周波数直交多重された変調信号を復号する復号手段を備えたことを特徴とする直交周波数多重変調信号復調方法。
IPC (3件):
H04J 11/00 ,  H04B 3/06 ,  H04B 7/005
FI (3件):
H04J 11/00 Z ,  H04B 3/06 A ,  H04B 7/005
引用特許:
審査官引用 (3件)

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