特許
J-GLOBAL ID:200903091339350958

差動歯車機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-041842
公開番号(公開出願番号):特開2000-240760
出願日: 2000年02月18日
公開日(公表日): 2000年09月05日
要約:
【要約】【課題】入力信号に応答して作動する差動装置ロック機構を提供すること。【解決手段】手動モードと自動モードで作動可能な差動装置ロック機構であって、該機構は、歯車ケース(11)とサイド歯車(23)を含む差動歯車装置を備えている。サイド歯車(23)のフランジ部には歯車歯が形成されており、隣接するロック部材の歯車歯と連結される。ロック部材と一体の内側作動板と、歯車ケース(11)の外側に配置された外側作動板と、カムボール(73)とからボールランプアクチュエータを構成する。入力信号があると、ボールランプアクチュエータに隣接して配置した電磁コイルアセンブリが作動して、外側作動板の回転を遅らせることにより内側作動板を軸方向に移動させて、サイド歯車(23)の歯車歯とロック部材の歯車歯を連結させる。
請求項(抜粋):
回転軸(A)を限定し、歯車室(13)を区画する歯車ケース(11)と;前記歯車室(13)内に配置され、少なくとも一つの入力歯車(17)と第一出力歯車(23)及び第二出力歯車(25)を含む差動歯車手段と;前記歯車ケース(11)に対する前記第一出力歯車(23)の回転を制限して、前記歯車ケース(11)と共転するように作動可能な手段と;前記回転制限手段の作動手段であって、該作動手段はカム-ランプ式アクチュエータを構成する第一作動板(57)及び第二作動板(59)を有しており、第一作動板(57)及び第二作動板(59)が非作動状態から作動状態へ相対的に回転することにより、前記回転制限手段を連結状態に移動させる作動手段と;前記非作動状態において前記歯車ケース(11)と共転するように配置された前記第二作動板(59)と;前記第二作動板(59)に隣接して配置され、電気入力信号(81)に応答して前記第二作動板(59)と摩擦係合して、前記両作動板(57,59)を相対的に回転させることにより、作動位置へ移動させるように作動可能な摩擦手段(83)を有する電磁アクチュエータ(75)と;を備えた差動歯車機構であって、(a)前記回転制限手段は、前記第一作動板(57)に隣接して配置され、前記歯車ケース(11)に対して非回転関係に装着されると共に前記歯車ケースに対して軸方向に移動可能なロック部材(47)を有しており、(b)被ロック部材(43)が前記第一出力歯車(23)と共転するように装着されており、また、(c)前記ロック部材(47)と前記被ロック部材(43)には、前記作動板(57、59)が前記作動状態に回転された場合、共同して互いに非回転関係にロックする手段(45、49)が形成されており、前記作動状態において、前記第一出力歯車(23)が前記歯車ケース(11)にロックされる、ことを特徴とする差動歯車機構。
引用特許:
審査官引用 (3件)

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