特許
J-GLOBAL ID:200903091433322151

地盤改良工法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 北谷 寿一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-159083
公開番号(公開出願番号):特開平11-006142
出願日: 1997年06月17日
公開日(公表日): 1999年01月12日
要約:
【要約】【目的】 地上に排出される泥醤から泥水を再生し、地中パイルの造成能率を高め、排泥処理費用を低減し、産業廃棄物を一層少なくする。【構成】 噴射機構7から連続的に噴射する泥水WとエアーAの旋回噴流でその周囲の地盤を切削する。これと並行して噴射機構7から連続的に噴射する硬化材Gで切削泥を撹拌・混練してその切削域11aに地中パイルPを造成する。その際に、切削泥醤Hと硬化材Gとの比重差を利用して硬化材Gと泥醤Hとを隔離し、噴射機構7の上段噴射ノズル7a・7bと下段噴射ノズル7cとを離間させて硬化材Gと泥醤Hとの混練を回避することにより、地表に排出された泥醤から泥水を分離再生して循環使用する。また、切削泥醤Hに含まれる粒子径の大きい砂、砂礫などの大部分が沈降して硬化材Gと撹拌・混練されて地中パイルの造成に利用され、地表に排泥として排出される砂礫や泥水を削減する。
請求項(抜粋):
噴射管(5)の上部に組み付けたスイベル(6)から泥水(W)とエアー(A)と硬化材(G)とを高圧で注入し、噴射管(5)の下部に組み付けた噴射機構(7)の上段噴射ノズル(7a)から泥水(W)を、その周囲のエアーノズル(7b)からエアー(A)を、上記噴射機構(7)の下段噴射ノズル(7c)から硬化材(G)を、それぞれ連続的に噴射させ、上記噴射管(5)を旋回駆動しながら引上げることにより、噴射機構(7)の上段噴射ノズル(7a)(7b)からから連続的に噴射する泥水(W)とエアー(A)の旋回噴流でその周囲の地盤を切削するとともに、下段噴射ノズル(7c)から連続的に噴射する硬化材(G)で切削泥を撹拌・混練してその切削域(11a)に地中パイル(P)を造成し、この地中パイル(P)を硬化させることにより基礎構造体(11)を造成する地盤改良工法において、地表に排出された泥醤(H)を泥水(W)に再生して循環使用するにあたり、上記泥醤(H)からセメント粒子以上の粒子を除去し、CMC添加剤を添加することにより当該泥醤(H)を規定の比重と粘性の泥水(W)に再生し、上記再生した泥水(W)よりも大きい比重に設定した硬化材(G)はを用いるとともに、前記噴射機構(7)の上段噴射ノズル(7a)(7b)と下段噴射ノズル(7c)とを離間させて硬化材(G)と泥醤(H)との混練を回避する、ことを特徴とする地盤改良工法。
引用特許:
審査官引用 (2件)

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