特許
J-GLOBAL ID:200903091736407532
誘導電動機の可変速駆動装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
志賀 富士弥 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-021668
公開番号(公開出願番号):特開平7-231700
出願日: 1994年02月21日
公開日(公表日): 1995年08月29日
要約:
【要約】【目的】 励磁インダクタンスの補正をディジタル演算で行うのに演算時間を短縮する。【構成】 誘導電動機の定出力範囲でのベクトル制御のための励磁電流指令をディジタル演算で得るにおいて、磁束演算部9Aは電動機の回転速度に応じて二次磁束と励磁インダクタンスの比φ2/Mの磁束パターンを磁束指令として発生し、補正係数発生部14Aは二次磁束の変動による励磁インダクタンスの変動を補正する補正係数KMをその逆数1/KMとして発生し、磁束演算モデル11Aは励磁電流指令i0に対する二次磁束φ2の一次遅れゲインを励磁電流指令のサンプリング周期ΔTと二次抵抗R2及び励磁インダクタンスMの比ΔT/(M/R2)で近似して磁束推定値(φ2/M)’を得、割り算を不要にし、乗算器15Aと15Bでの乗算によって励磁インダクタンスMの補正ができるようにする。
請求項(抜粋):
誘導電動機を定出力範囲でベクトル制御する可変速駆動装置において、誘導電動機の回転速度に応じて誘導電動機の二次磁束φ2と励磁インダクタンスMの比φ2/Mの磁束パターンを磁束指令として発生する磁束演算部と、二次磁束φ2の変動による励磁インダクタンスMの変動を補正する補正係数KMをその逆数1/KMとして誘導電動機の回転速度に応じて発生する補正係数発生部と、励磁電流指令i0に対する二次磁束φ2の一次遅れゲインを励磁電流指令のサンプリング周期ΔTと二次抵抗R2及び励磁インダクタンスMの比ΔT/(M/R2)で近似して磁束推定値(φ2/M)’を得る離散値系の磁束演算モデルと、前記磁束演算モデルで求める磁束推定値(φ2/M)’に前記補正係数発生部の補正係数1/KMを乗算して励磁インダクタンスM分を補正する第1の乗算部と、前記磁束演算部の磁束指令出力に前記補正係数発生部の補正係数1/KMを乗算して励磁インダクタンスM分を補正する第2の乗算部と、前記磁束演算モデルの磁束推定値と前記磁束演算部の磁束指令値との偏差に応じて前記第2の乗算部の出力に加算補正する磁束フィードバック制御部と、前記加算補正した値を電流制限して前記励磁電流指令とするリミッタ部と、を備えたことを特徴とする誘導電動機の可変速駆動装置。
引用特許:
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