特許
J-GLOBAL ID:200903091827415449

転炉製鋼法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大関 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-196436
公開番号(公開出願番号):特開平8-060221
出願日: 1994年08月22日
公開日(公表日): 1996年03月05日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、転炉での溶銑脱燐処理と脱炭処理に関するもので、熱ロスが最も少なくスクラップ消費量が最も大きい状態での溶銑脱燐脱硫精錬が可能となる転炉製鋼法を提供するものである。【構成】 上底吹き転炉精錬装置において、溶銑受銑工程(工程1)、上吹きガスによる溶銑面凹み深さLと浴深L0 の比L/L0 を0.3以上0.7以下、酸素供給速度F(Nm3 /(min・ton))を0.3以上0.9以下とした条件で精錬する溶銑脱燐脱硫工程(工程2)、スラグ排出工程(工程3)、工程2と同一上吹きランスから酸素を、L/L0 を0.5以上0.8以下、酸素供給速度を2×F以上10×F以下で供給して脱炭する工程(工程4)を連続して実施する。ここで、上吹きランスを、径の異なる2種類のノズルで構成される多孔ランスとし、工程2では小径ノズルから酸素を、大径ノズルから窒素を供給し、工程4では全ノズルから酸素を供給する。
請求項(抜粋):
上吹きランスから酸素を供給し、かつ鋼浴をガス攪拌せしめる上底吹き転炉型精錬装置において、溶銑を受銑する工程(工程1)、上吹きランスから吐出したガスの運動エネルギーによる溶銑面の凹み深さL(mm)と浴深L0 (mm)の比L/L0 を0.3以上0.7以下とし、酸素供給速度F(Nm3 /(min・ton))を0.3以上0.9以下とした条件で精錬する溶銑の脱燐脱硫精錬工程(工程2)、炉を傾動させ、工程2で生成したスラグを排出する工程(工程3)、炉を直立させ、工程2と同一の上吹きランスから酸素を、L/L0 を0.5以上0.8以下、酸素供給速度を2×F以上10×F以下で供給して脱炭せしめる工程(工程4)を連続して実施することを特徴とする転炉製鋼法。

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