特許
J-GLOBAL ID:200903092050556325

差動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 精孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-095243
公開番号(公開出願番号):特開平9-280340
出願日: 1996年04月17日
公開日(公表日): 1997年10月28日
要約:
【要約】【課題】 低速回転においても常に安定した差動制限力を得ることのできる差動装置を提供する。【解決手段】 各ベベルギヤ3が互いに回転差を生ずると各ローラ7がプレッシャーリング5及びプレッシャープレート6に圧接しながら転動し、これに追従してケージ7aも回転する。その際、各ローラ7はプレッシャープレート6の回転軌道に対して所定角度だけ傾斜した方向に転動しようとするのをケージ7aで規制されながらプレッシャープレート6の回転軌道に沿って移動するため、各ローラ7とその接触面との間に摩擦力が発生し、これが抵抗となって差動が制限される。その際、各ローラ7は転動しながら滑り摩擦を発生させるので、静摩擦は発生せずに常に動摩擦による安定した摩擦力が得られる。
請求項(抜粋):
外部からの駆動力によって回転する入力側回転体と、入力側回転体の回転軸と同軸状に配置された一対の出力側回転体と、各出力側回転体の回転差を許容しながら入力側回転体の回転力を各出力側回転体に伝達する伝達手段とを備えた差動装置において、前記入力側回転体と少なくとも一方の出力側回転体との軸方向の対向面間に配置され、各出力側回転体が互いに回転差を生ずると入力側及び出力側回転体の各対向面に接触しながら転動する複数のローラと、各ローラを入力側及び出力側回転体の回転軸を中心とする所定の円周に沿って互いに所定間隔をおいて転動自在に保持するローラ保持体とを備え、各ローラの転動軸を入力側及び出力側回転体の回転軸を含む平面に対して所定の角度をなすように傾斜させたことを特徴とする差動装置。
IPC (2件):
F16H 48/20 ,  F16H 48/12
FI (2件):
F16H 1/44 ,  F16H 35/04 A
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平2-245546
  • 差動装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-150528   出願人:三村建治

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