特許
J-GLOBAL ID:200903092261016742
三層金属線材の腐食劣化判定法
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (1件):
江原 省吾
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-196601
公開番号(公開出願番号):特開平5-126799
出願日: 1991年08月06日
公開日(公表日): 1993年05月21日
要約:
【要約】【目的】 ACSRのように強磁性体金属と2種の非磁性体金属を積層した三層金属線 材の腐食劣化判定を、腐食後の残存量を各金属層ごとに個別に検出して行なう。【構成】 過流探傷試験法により、三層金属線材を励磁しその2次誘導出力を位相検波するとき、非磁性体金属部分の過電流による出力が無視できるように低周波で励磁し、その2次誘導出力から、強磁性体金属部分の残存量を知る。さらに、非磁性体金属の一方(他方)に対応する出力成分が最大となる位相と90°の位相差を持つ位相で位相検波を行ない、他方(一方)の非磁性体金属と強磁性体金属の出力成分の合成ベクトルを得る。そして、この2つの合成ベクトル出力の各々について、先に検出した強磁性体金属の残存量をベクトル的に減算して、2種の非磁性体金属の残存量を算出する。
請求項(抜粋):
強磁性体金属と2種の非磁性体金属を積層した3層金属線材の外周に沿って、低周波磁界を作用させる低周波励磁コイル及び、この励磁により発生する誘導電流による磁界変化の検出コイルを持つ低周波検出回路と、高周波磁界を作用させる高周波励磁コイル及び、この励磁により発生する過流による磁界変化の検出コイルを持つ高周波検出回路を有する検出器を移動させ、低周波検出回路の検出コイルに発生する誘導電圧を所定の位相で検波し、その出力から強磁性体金属の残存量を知り、一方(他方)の非磁性体金属の単体を位相検波したとき最大出力が得られる位相と90°異なる位相で、高周波検出回路の検出コイルの出力を位相検波したときの出力から他方(一方)の非磁性体金属に対応する出力と強磁性体金属に対応する出力のベクトル合成値を知り、この合成値から前記強磁性体金属の残存量をベクトル的に減算して他方(一方)の非磁性体金属の残存量を知ることにより、3種の金属の残存量を個別に算出することを特徴とする三層金属線材の腐食劣化判定法。
引用特許:
審査官引用 (2件)
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特開昭63-212804
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特公昭63-041502
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