特許
J-GLOBAL ID:200903092261309170

鋳造物の組織改質方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 西教 圭一郎 ,  杉山 毅至
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-109070
公開番号(公開出願番号):特開2007-275980
出願日: 2006年04月11日
公開日(公表日): 2007年10月25日
要約:
【課題】鋳造物の表面と鋳造欠陥とが連通することをより確実に防ぐ組織改質方法を提供する。【解決手段】基部31と、基部31の半径方向に突出して回転軸線L1まわりに周方向一方R1に進むにつれて基部31の軸線方向先端部31aから軸線方向後端部31bに近接する方向に傾斜して延びる凸部32とを有する回転工具20を用いて、回転工具20を前記周方向一方R1に回転させて、摩擦撹拌を行う。これによって下穴部36には、軟化した部分が塑性流動する流動体38が形成される。流動体38が回転方向R1とともに軸線方向Z1にも移動することで、流動体38が撹拌されやすくなり、塑性流動する流動体38の量を増やすことができる。これによって流動体38が固化した改質層39を増やすことができ、鋳造欠陥の消失量を増大することができ、鋳造物19の下穴内周面と鋳造欠陥とが連通することをより確実に防ぐことができる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
回転軸線まわりに回転駆動される軸体と、軸体に連なって回転軸線と同軸の略円柱状に形成される基部と、基部の外周部分に形成されて基部の半径外方に突出して、回転軸線まわりに周方向一方に向かうにつれて、基部の軸線方向先端部から軸線方向後端部に近接する方向に傾斜して延びる凸部とを有する回転工具を準備するとともに、鋳造物を準備する準備工程と、 回転工具を回転軸線まわりに前記周方向一方に回転させながら、回転工具を基部の軸線方向先端部から鋳造物に圧入して、回転工具の外周部分を鋳造物に対して摺接回転させて、摩擦熱を発生させ、前記凸部によって鋳造物の少なくとも一部を塑性流動させる流動化工程と、 鋳造物から回転工具を引抜く引抜き工程とを含むことを特徴とする鋳造物の組織改質方法。
IPC (3件):
B22D 29/00 ,  B23K 20/12 ,  B23K 20/22
FI (5件):
B22D29/00 H ,  B22D29/00 G ,  B23K20/12 310 ,  B23K20/12 344 ,  B23K20/22
Fターム (4件):
4E067AA05 ,  4E067BG00 ,  4E067CA04 ,  4E067EB00
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (5件)
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