特許
J-GLOBAL ID:200903092380050614

溶接熱影響部靱性の優れた低降伏比鋼材の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 章一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-223917
公開番号(公開出願番号):特開平10-068017
出願日: 1996年08月26日
公開日(公表日): 1998年03月10日
要約:
【要約】【課題】 溶接入熱500KJ/cm以上の大入熱溶接によってシャルピー吸収エネルギー vE0≧47J である溶接熱影響部の靱性に優れた600 N/mm2 級の低降伏比鋼材の簡便な製造法を開発する。【解決手段】 鋼組成としてNb:0.005 〜0.05%を配合して結晶微細化を図り、下記?@および?A式を満たす組成相を有する大きさが1〜10μmの分散粒子が平均密度1mm2 あたり4個以上とすることでフェライトの析出サイトとし、?@ Mn : 5 〜50at%?A (Al+Ti):50〜95at%次いで、1000°Cから1200°Cの温度域で再加熱後、Ar3 点以上で圧延を終了し、その後、鋼材表面温度が Ar3-40°Cから Ar3-100 °Cの間から3°C/秒以上の冷却速度で400 °C以下の温度まで冷却することで初析のフェライトの量を確保する。
請求項(抜粋):
重量%としてC:0.05〜0.20%、Si:0.02〜0.50%、Mn:0.60〜2.00%、S:0.030 %以下、Nb:0.005 〜0.05%、Al:0.020 %以下、Ti:0.020 %以下、O:0.001 〜0.010 %、N:0.010 %以下、残部がFeおよび不可避的不純物から成る鋼組成を有し、かつ、下記?@および?A式を満たす組成相を有する大きさが1〜10μmの酸化物粒子が平均分散密度1mm2 あたり4個以上分散した鋼片を、?@ Mn : 5 〜50at%?A (Al+Ti):50〜95at%ただし、酸化物を構成する全金属元素に対するMn、Al、Tiの原子比率1000°Cから1200°Cの温度域に加熱後、Ar3 点以上で圧延を終了し、その後、鋼材表面温度が Ar3-40°Cから Ar3-100 °Cの間にある温度域から3°C/秒以上の冷却速度で400 °C以下の温度まで冷却した後、冷却を停止することを特徴とする溶接熱影響部靱性の優れた低降伏比鋼材の製造法。
IPC (4件):
C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/58
FI (4件):
C21D 8/02 B ,  C22C 38/00 301 B ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/58
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

前のページに戻る