特許
J-GLOBAL ID:200903092393804626

D-アミノ酸を含むβ-アミロイドペプチド凝集のモジュレーター

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 倉内 基弘 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-511914
公開番号(公開出願番号):特表2001-500852
出願日: 1997年08月27日
公開日(公表日): 2001年01月23日
要約:
【要約】天然のβ-アミロイドペプチド凝集を調節する化合物を提供する。この発明のモジュレーターは、完全にD-アミノ酸からなるペプチド(好ましくは、β-アミロイドペプチドに基づくもの)を含む。好ましくは、このペプチドは、3-5D-アミノ酸残基を含み、D-ロイシン、D-フェニルアラニン及びD-バリンよりなる群から独立に選択する少なくとも2つのD-アミノ酸残基を含む。特に好適な具体例において、このペプチドは、β-アミロイドペプチドのレトロインベルソ異性体、好ましくはAβ17-21のレトロインベルソ異性体である。ある具体例においては、このペプチドを、アミノ末端で、カルボキシ末端で、又は両端で修飾する。好適なアミノ末端修飾基には、環式基、ヘテロ環式基、多環式基及び分枝アルキル基が含まれる。好適なカルボキシ末端修飾基には、アミド基、アルキルアミド基、アリールアミド基又はヒドロキシ基が含まれる。この発明の化合物を含む製薬組成物並びに、この発明の化合物を用いるアミロイド生成疾患の診断及び治療方法をも開示する。
請求項(抜粋):
下記の構造を有する化合物: A-(Xaa)-B(式中、(Xaa)は、D-Leu-D-Val-D-Phe-D-Phe、D-Leu-D-Val-D-Phe-フェネチルアミド、D-Leu-D-Val-D-Tyr-D-Phe、D-Leu-D-Val-D-ヨードTyr-D-Phe、D-Leu-D-Val-D-Phe-D-Tyr、D-Leu-D-Val-D-Phe-D-ヨードTyr、D-Leu-D-Val-D-Phe-D-Ala、D-Leu-D-Val-D-Phe-D-Phe-D-Ala、D-Ala-D-Val-D-Phe-D-Phe-D-Leu、D-Leu-D-Val-D-Tyr-D-Phe-D-Ala、D-Leu-D-Val-D-ヨードTyr-D-Phe-D-Ala、D-Leu-D-Val-D-Phe-D-Tyr-D-Ala、D-Leu-D-Val-D-Phe-D-ヨードTyr-D-Ala、D-Phe-D-Phe-D-Val-D-Leu、D-Ala-D-Phe-D-Phe-D-Val、D-Ala-D-Phe-D-Phe-D-Val-D-Leu、D-Ala-D-Phe-D-Phe-D-Leu-D-Leu、D-Leu-D-Phe-D-Phe-D-Val-D-Leu、D-Phe-D-Phe-D-Phe-D-Val-D-Leu、D-Phe-D-Phe-D-Phe-D-Leu-D-Val、D-Phe-D-Phe-D-Phe-D-Phe-D-Leu、D-Ala-D-Phe-D-Phe-D-Phe-D-Leu、D-Leu-D-Val-D-Phe-D-Phe-D-Phe、D-Leu-D-Val-D-Phe-D-Phe-D-Leu、D-Leu-D-Val-D-Phe-D-Phe-D-Val、D-Leu-D-Phe-D-Phe-D-Phe-D-Leu、D-Phe-D-Phe-D-Val-D-Leu、及びD-Leu-D-Val-D-Tyr-D-Tyr-D-Alaよりなる群から選択するペプチド構造であり; Aは、アセチル、グリシル、フェニルアセチル、ジフェニルアセチル、トリフェニルアセチル、ブタノイル、イソブタノイルヘキサノイル、プロピオニル、3-ヒドロキシブタノイル、4-ヒドロキシブタノイル、3-ヒドロキシプロピオノイル、2,4-ジヒドロキシブチロイル、1-アダマンタンカルボニル、4-メチルバレリル、2-ヒドロキシフェニルアセチル、3-ヒドロキシフェニルアセチル、4-ヒドロキシフェニルアセチル、3,5-ジヒドロキシ-2-ナフトイル、3,7-ジヒドロキシ-2-ナフトイル、2-ヒドロキシシンナモイル、3-ヒドロキシシンナモイル、4-ヒドロキシシンナモイル、ヒドロシンナモイル、4-ホルミルシンナモイル、3-ヒドロキシ-4-メトキシシンナモイル、4-ヒドロキシ-3-メトキシシンナモイル、2-カルボキシシンナモイル、3,4-ジヒドロキシヒドロシンナモイル、3,4-ジヒドロキシシンナモイル、トランス-シンナモイル、(±)-マンデリル、(±)-マンデリル-(±)-マンデリル、グリコリル、3-ホルミルベンゾイル、4-ホルミルベンゾイル、2-ホルミルフェノキシアセチル、8-ホルミル-1-ナフトイル、4-(ヒドロキシメチル)ベンゾイル、3-ヒドロキシベンゾイル、4-ヒドロキシベンゾイル、5-ヒダントインアセチル、L-ヒドロオロチル、2,4-ジヒドロキシベンゾイル、3-ベンゾイルプロパノイル、(±)-2,4-ジヒドロキシ-3,3-ジメチルブタノイル、DL-3-(4-ヒドロキシフェニル)ラクチル、3-(2-ヒドロキシフェニル)プロピオニル、4-(2-ヒドロキシフェニル)プロピオニル、D-3-フェニルラクチル、3-(4-ヒドロキシフェニル)プロピオニル、L-3-フェニルラクチル、3-ピリジルアセチル、4-ピリジルアセチル、イソニコチノイル、4-キノリンカルボキシル、1-イソキノリンカルボキシル及び3-イソキノリンカルボキシルよりなる群から選択するアミノ末端修飾基であり; そして、Bは、アミド基、アルキルアミド基、アリールアミド基及びヒドロキシ基よりなる群から選択するカルボキシ末端修飾基である)。
IPC (8件):
C07K 5/103 ZNA ,  A61K 38/00 ,  A61K 51/00 ,  A61P 25/28 ,  C07K 5/083 ,  C07K 5/107 ,  C07K 7/06 ,  G01N 33/68
FI (9件):
C07K 5/103 ZNA ,  A61P 25/28 ,  C07K 5/083 ,  C07K 5/107 ,  C07K 7/06 ,  G01N 33/68 ,  A61K 37/02 ,  A61K 49/02 B ,  A61K 49/02 C
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • アミロイドの凝集の調節剤
    公報種別:公表公報   出願番号:特願平8-527816   出願人:プレーシスファーマスーティカルズインコーポレイテッド
引用文献:
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