特許
J-GLOBAL ID:200903092583818682

時間的に連続する2枚の胸部X線像からの経時変化検出のためのサブトラクション方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-008024
公開番号(公開出願番号):特開2008-173223
出願日: 2007年01月17日
公開日(公表日): 2008年07月31日
要約:
【課題】2枚の胸部X線画像(過去画像と現在画像)の間でサブトラクションを行い、病理的経時変化を強調した画像を作成するための方法を提供する。【解決手段】画像の位置合わせのために、まず、原画像から肋骨下縁の頂上部のエッジを強調した画像を作成し、左肺野部と右肺野部の相関から胸郭の中心軸の傾きを求め、中心軸が垂直線に平行になるように画像を回転する。次に、原画像から肋骨下縁の頂点より外側のエッジを強調した画像を作成し、左肺野部と右肺野部の相関から胸郭中心軸の水平方向の位置を求め、胸郭中心軸が画像中心軸に一致するように、画像を水平方向に平行移動する。この後、過去画像の胸郭内部の部分画像をテンプレートとして、これを現在画像の上で、両者の胸郭中心軸を一致させて垂直方向に移動させながら、相互相関値を計算し、相互相関値を最大にする位置を求め、この位置で過去画像と現在画像を重ね合わせて、両者の差分をとる。【選択図】図3
請求項(抜粋):
(1)、2枚の胸部X線像のそれぞれに対して、胸部X線像から肋骨下縁の頂上部のエッジが強調された画像E1を作成し、画像E1の右肺領域、左肺領域の各行yに対して、行y上の画素の値の平均値HR(y)、HL(y)を求めた後、HL(y)をテンプレートとして、これを垂直方向に移動させながらHR(y)との間で相互相関値を計算することによって、左右肋骨下縁の垂直方向の位置ずれΔyを検出し、次に、画像E1の右半分をΔyだけ垂直方向に移動させた画像E2を作成し、さらに、画像E2の左肺領域の画像中心軸に関する鏡像をテンプレートとして、これを水平方向に移動させながら画像E2の左半分(右胸部)との間で相互相関値を計算することによって、左右肋骨下縁の水平方向の距離Δxを検出し、この後、ΔyとΔxの比を傾きとする直線と水平軸がなす角度をθとし、 次に、原画像を、画像中心を中心としてθだけ回転させた傾き補正画像を作成する。 (2)、前記(1)で得られた2枚の傾き補正画像のそれぞれから、肋骨下縁の頂点より外側のエッジが強調された画像E3を作成し、画像E3の左肺領域の画像中心軸に関する鏡像をテンプレートとし、これを水平方向に移動させながら画像E3の左半分(右胸部)との間で相互相関値を計算することによって、胸郭中心軸の水平方向の位置xGを検出し、次に、列xG が画像中心軸と一致するように画像を水平方向に平行移動する。 (3)、前記(2)で得た2枚の傾きおよび水平位置補正画像の一方における胸郭内部の部分画像をテンプレートとして、これを他方の画像の上で、両者の胸郭中心軸を一致させて垂直方向に移動させながら相互相関値を計算し、相互相関値が最大となる位置で、2枚の傾きおよび水平位置補正画像を重ね合わせて、両者の差分をとり、経時変化が強調された画像を作成する。 ことを特徴とする時間的に連続する2枚の胸部X線像からの経時変化検出のためのサブトラクション方法。
IPC (4件):
A61B 6/00 ,  G06T 1/00 ,  G06T 5/50 ,  G06T 3/20
FI (5件):
A61B6/00 350S ,  A61B6/00 350D ,  G06T1/00 290A ,  G06T5/50 ,  G06T3/20
Fターム (28件):
4C093AA26 ,  4C093CA04 ,  4C093DA03 ,  4C093FF09 ,  4C093FF12 ,  4C093FF16 ,  4C093FF21 ,  4C093FF34 ,  4C093FF37 ,  5B057AA08 ,  5B057BA03 ,  5B057CA08 ,  5B057CA12 ,  5B057CA16 ,  5B057CB08 ,  5B057CB12 ,  5B057CB16 ,  5B057CD02 ,  5B057CD03 ,  5B057CE05 ,  5B057CE08 ,  5B057DA07 ,  5B057DB02 ,  5B057DB09 ,  5B057DC03 ,  5B057DC08 ,  5B057DC16 ,  5B057DC32
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (2件)

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