特許
J-GLOBAL ID:200903093000355821
定在波レーダおよび距離測定方法
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-343140
公開番号(公開出願番号):特開2007-147473
出願日: 2005年11月29日
公開日(公表日): 2007年06月14日
要約:
【課題】 近距離でも、また、ターゲットとの相対速度が大きくても、定在波を用いてターゲットの位置を正確に測定できる定在波レーダおよび距離測定方法を提供する。【解決手段】 発振周波数を掃引可能なVCO1に、一定電圧とアップ波形またはダウン波形の電圧との組合せを一周期とする同調電圧を印加して周波数を掃引するように制御する周波数シンセサイザ22が接続されている。アンテナ15から放射され、ターゲットMから反射した反射波と定在波は、相互に90°位相をずらして設けられる第1および第2の検波器16、20により検波され、位相識別手段21により、ドップラー信号がプラス(近づく)かマイナス(離反する)か、を判定し、それに応じてドップラーシフトがプラスになるように、CPU19から周波数シンセサイザ22に信号を送り、検波した定在波の距離情報からドップラーシフト量を引き算して、距離d0を求める構成になっている。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
(a)定められた帯域内で発振周波数を掃引可能な電圧制御発振器と、(b)該電圧制御発振器に一定電圧とアップ波形またはダウン波形の電圧との組合せを一周期とする同調電圧を印加して周波数を掃引するように制御する周波数シンセサイザと、(c)前記電圧制御発振器から出力する電磁波を放射し、かつ、放射された進行波の一部がターゲットから反射する反射波を受信するアンテナと、(d)前記アンテナにより受信した反射波と、前記進行波と反射波とが干渉して発生する定在波を検波する第1の検波器と、(e)前記第1の検波器と位相を90度またはその奇数倍ずらして設けられ前記反射波を検波する第2の検波器と、(f)前記一定電圧で前記電圧制御発振器から発生する電磁波の反射波を検波し、前記第1の検波器および第2の検波器の出力から得られるドップラー信号により、前記ターゲットが近づく信号か遠ざかる信号かを識別する位相識別手段と、(g)該位相識別手段の出力に基づき、ドップラーシフトの量が0またはプラスになるような勾配の前記アップ波形またはダウン波形の掃引電圧を前記電圧制御発振器に印加するように前記周波数シンセサイザを制御すると共に、前記ドップラー信号から算出したドップラーシフトによる距離のズレを、前記第1の検波器により得られる定在波信号より求められる距離から減算することにより前記ターゲットまでの距離を算出する信号処理手段とを有することを特徴とする定在波レーダ。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (7件):
5J070AB17
, 5J070AC02
, 5J070AD01
, 5J070AH33
, 5J070AH37
, 5J070AK02
, 5J070BA01
引用特許:
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