特許
J-GLOBAL ID:200903093031325610

並列オブジェクトタスクエンジンおよび並列処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 谷 義一 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-077144
公開番号(公開出願番号):特開2001-318798
出願日: 2001年03月16日
公開日(公表日): 2001年11月16日
要約:
【要約】【課題】 並列処理環境で、タスクの処理を効率的に並列化する。【解決手段】 処理タスクを複数の独立タスクオブジェクトに分割した各々は、計算処理ステップを実行するために必要なそれぞれのデータ入力を受信するために、「データ待ち」スロットA、B、Cを有する。タスクオブジェクトは、スロットを満たす入力を待ち受けている間「待ち」状態に維持される。すべてのスロットA、B、Cが満たされた時、タスクオブジェクトは「アクティブ」状態に置かれ、他のいかなる入力も待つことなしにプロセッサ上で実行可能となる。「アクティブ」タスクオブジェクトは待ち行列に入れられて、次に利用可能なプロセッサに割り当てられる。タスクオブジェクトは計算処理が完了した時に「活動停止」状態に変更され、定期的インターバルでメモリから除去される。
請求項(抜粋):
複数のプロセッサ上で、並列に処理タスクを実行するための並列処理方法であって、(a)処理タスクを複数の独立タスクオブジェクトに分割するステップであって、各タスクオブジェクトは、計算処理タスクと、処理タスクが要求データを求めてメッセージを渡す別のタスクオブジェクトから、要求データを受信するための少なくとも1つの「データ待ち」スロットとで定義され、およびタスクオブジェクトのすべての「データ待ち」スロットがそれぞれのリターンメッセージにより満たされると、タスクオブジェクトは、定義された計算処理タスクを他のいかなる入力も待つことなしに実行することができるステップと、(b)複数のプロセッサにわたって分配されることにより処理される定義済みのタスクオブジェクトを、スケジューリングするステップであって、(i)空の「データ待ち」スロットを有するタスクオブジェクトを、いかなるプロセッサにも割り当てられない「待ち」状態に置くステップと、(ii)定義済み「データ待ち」スロットのすべてが満たされた時、タスクオブジェクトのステータスを「アクティブ」状態に変更するステップであって、タスクオブジェクトは「空き」状態にある次に利用可能なプロセッサに割り当てられ、その後、プロセッサのステータスを「使用中」状態に置くステップと、(iii)割当てのプロセッサによりタスクオブジェクトのために実行される計算処理タスクが完了した時、タスクオブジェクトのステータスを「活動停止」状態に変更し、その後、プロセッサのステータスを、次の「アクティブ」タスクオブジェクトに割り当てられるために「空き」状態に変更するステップとにより行われるステップとを備えたことを特徴とする並列処理方法。
IPC (3件):
G06F 9/46 360 ,  G06T 1/20 ,  G06T 15/50 200
FI (3件):
G06F 9/46 360 B ,  G06T 1/20 B ,  G06T 15/50 200
引用特許:
審査官引用 (2件)

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