特許
J-GLOBAL ID:200903093185837282
非天然蛋白質、その製造方法、固定化方法及びキット
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (2件):
恩田 博宣
, 恩田 誠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-057476
公開番号(公開出願番号):特開2004-261160
出願日: 2003年03月04日
公開日(公表日): 2004年09月24日
要約:
【課題】生理活性の低下を抑えつつ非天然アミノ酸を高効率で部位特異的に組込むのが容易な非天然蛋白質の製造方法、その製造方法により製造された非天然蛋白質、及び生理活性の低下を抑えつつ部位特異的に非天然蛋白質を固定化するのが容易な非天然蛋白質の固定化方法を提供する。【解決手段】非天然蛋白質は非天然アミノ酸が組込まれたものである。第1の非天然蛋白質は、チロシンアナログ、サプレッサーtRNA及びチロシルtRNA合成酵素変異体を含有する蛋白質合成系に鋳型を加えて蛋白質合成させることにより製造される。チロシンアナログは化1又は化2に示されるものが用いられる。第2の非天然蛋白質は第1の非天然蛋白質に組込まれたチロシンアナログの置換基R1又はR2を狙って修飾物を結合させることにより製造される。固定化方法は前記修飾物を固定化担体に変更することにより行われる。【化1】R1はアジド基、アセチル基、アミノ基又は水酸基。【化2】R2はアジド基、アセチル基又はアミノ基。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
非天然アミノ酸が部位特異的に組込まれた非天然蛋白質を製造する方法であって、
チロシンアナログと、サプレッサーtRNAと、前記チロシンアナログをサプレッサーtRNAに結合させるアミノアシルtRNA合成酵素変異体とを含有する蛋白質合成系に、鋳型を加えて蛋白質合成させる蛋白質合成工程を含み、
前記チロシンアナログはアジドチロシン、アセチルチロシン、アミノチロシン又はドーパであり、
前記鋳型は前記サプレッサーtRNAが認識する終止コドンを翻訳領域に配したポリヌクレオチドであることを特徴とする非天然蛋白質の製造方法。
IPC (4件):
C12N15/09
, C07K14/00
, C07K17/08
, C12P21/02
FI (4件):
C12N15/00 A
, C07K14/00
, C07K17/08
, C12P21/02 C
Fターム (18件):
4B024AA11
, 4B024AA20
, 4B024BA80
, 4B024CA11
, 4B024HA03
, 4B064AG01
, 4B064CA22
, 4B064CC24
, 4B064CD13
, 4B064DA13
, 4H045AA10
, 4H045AA20
, 4H045BA09
, 4H045BA50
, 4H045BA62
, 4H045EA50
, 4H045FA52
, 4H045FA80
引用文献:
審査官引用 (3件)
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Nat. Biotechnol., 2002, Vol.20, No.2, 177-182
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J. Biochem., 2001, Vol.130, No.3, 417-423
-
第23回 日本分子生物学会年会プログラム・講演要旨集, 2000, 534
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