特許
J-GLOBAL ID:200903093198070584

直流電動機の駆動軸の回転位置を算定する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江崎 光史 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-502895
公開番号(公開出願番号):特表2003-536355
出願日: 2001年06月01日
公開日(公表日): 2003年12月02日
要約:
【要約】電機子電流信号中に含まれる電流リプルを評価することによって直流電動機の駆動軸の回転位置と、所定の運動区間内でこの駆動軸によって駆動される特に要素の位置とを算定する方法において、・ 基準電流リプルの周期が、直流電動機の稼動時に設定され、・ この基準電流リプルの周期が、この直流電動機の稼動時に検出された各電流リプルの周期と比較され、そして、・ 周期の十分な一致が、この基準電流リプルの周期と検出された電流リプルの周期との間で確認不可能である場合は、電流リプル信号の十分に一致していないこの周期が、この基準電流リプルの周期を基準にして補正されることを特徴とする方法。
請求項(抜粋):
【請求項01】 電機子電流信号中に含まれる電流リプルを評価することによって直流電動機の駆動軸の回転位置を算定する方法において、・ 基準電流リプルの周期が、直流電動機の稼動時に設定され、・ この基準電流リプルの周期が、この直流電動機の稼動時に検出された各電流 リプルの周期と比較され、そして、・ 周期の十分な一致が、この基準電流リプルの周期と検出された電流リプルの 周期との間で確認不可能である場合は、電流リプル信号の十分に一致していな いこの周期が、この基準電流リプルの周期を基準にして補正されることを特徴 とする方法。 【請求項02】 基準電流リプルの周期は、直流電動機に実際に通電する電流の値と実際に印加される電圧の値から得られる直流電動機の電機子の回転数から算出されることを特徴とする請求項1に記載の方法。 【請求項03】 基準電流リプルの周期は、この基準電流リプルの算出された周期よりも非常に狭い許容範囲内にあることを特徴とする請求項2に記載の方法。 【請求項04】 許容範囲は、実際に検出された電流リプル信号から不正確として認識されたか又は補正された周期に応じて合わせられることを特徴とする請求項3に記載の方法。 【請求項05】 電機子電流信号中に含まれる電流リプルを評価することによって所定の運動区間内で直流電動機の駆動軸によって駆動される要素の位置を算定する方法において、・ 少なくとも1つの正確な基準電流リプルが、駆動される要素を最初の位置か ら2番目の位置に運動させる直流電動機の稼動時に検出され、・ この基準電流リプルから算出された周期が、この直流電動機の稼動時に検出 された各電流リプルの周期と比較され、そして、・ 十分な一致が、基準電流リプルの周期と駆動中に存在する直流電動機の電流 リプルの周期との間で確認不可能である場合は、稼動中にある直流電動機の電 流リプル信号の十分に一致していないこの周期が、この基準電流リプルの周期 を基準にして補正されることを特徴とする方法。 【請求項06】 基準電流リプルを検出するため、直流電動機は、駆動される要素を最初の位置から2番目の位置に運動させるこの直流電動機の稼動時に一時的にほぼ負荷なしで稼動することを特徴とする請求項5に記載の方法。 【請求項07】 直流電動機は、その始動時に又はその始動直後に短期間負荷なしで稼動することを特徴とする請求項6に記載の方法。 【請求項08】 不正確として認識された電流リプルの周期の補正の妥当性チェックが、この又はこれらの不正確として認識された電流リプルの周期によって実行されることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の方法。 【請求項09】 車両内で駆動される要素の位置を算定するため、例えばウィンドウ,スライディングルーフ又は座席の位置を算定するために使用されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。 【請求項10】 電機子電流信号中に含まれる電流リプルを利用して直流電動機(1)の駆動軸の回転位置を算定する、アナログ式の電機子電流信号をデジタル化する手段(3)と電流リプル計数器(6)とを有する装置において、計算ユニット(4)が、この装置に敷設されていて、稼動中にあるこの直流電動機( 1) の電流値と電圧値が、この計算ユニット(4)の入力側に入力すること、そして、この計算ユニットによって供給された基準周期を電機子電流信号中に含まれる各電流リプルと比較し、そして場合によっては検出された周期を補正する比較器(5)が、アナログ式の電機子電流信号をデジタル化するこの手段(3)の出力側とこの計算ユニット(4)の出力部とに対して隣接し、この場合、この比較器(5)の出力が、この電流リプル計数器(6)の入力部に入力することを特徴とする装置。 【請求項11】 比較器(5) の出力部にある信号が、計算ユニット(4)の入力部に同様に入力することを特徴とする請求項10に記載の装置。
Fターム (10件):
5H571AA03 ,  5H571BB07 ,  5H571CC04 ,  5H571FF06 ,  5H571GG01 ,  5H571JJ02 ,  5H571JJ13 ,  5H571JJ16 ,  5H571LL22 ,  5H571MM04
引用特許:
審査官引用 (4件)
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