特許
J-GLOBAL ID:200903093528360967

流体封入式防振装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 三千雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-252271
公開番号(公開出願番号):特開平9-089040
出願日: 1995年09月29日
公開日(公表日): 1997年03月31日
要約:
【要約】【課題】 オリフィス通路を利用して主液室の内圧制御を行うことにより防振効果を得るようにした流体封入式防振装置において、低周波数域の防振性能の向上を図ること。【解決手段】 振動が入力される主液室50と、加振可能な振動板48により壁部の一部が構成された圧力制御室52を、防振すべき第一の振動周波数域にチューニングされた第一のオリフィス通路62を通じて相互に連通する一方、壁部の一部が可撓性膜20で構成された副液室24を、主液室50に対して、第一の振動周波数域よりも低周波側の第二の振動周波数域にチューニングされた第二のオリフィス通路67によって連通せしめ、更に、第一のオリフィス通路62をオリフィス遮断手段(69,74等)によって実質的に連通/遮断制御可能とした。
請求項(抜粋):
互いに所定距離を隔てて配された第一の取付部材および第二の取付部材と、それら第一の取付部材と第二の取付部材を連結する本体ゴムと、該本体ゴムによって壁部の一部が構成されて振動入力時に内圧変動が生ぜしめられる、内部に非圧縮性流体が封入された主液室と、該主液室に対して、前記第二の取付部材により支持された仕切部材を隔てて設けられて、壁部の一部が前記第二の取付部材に対して変位可能に支持された振動板で構成された、内部に非圧縮性流体が封入された圧力制御室と、前記振動板を加振することにより、該圧力制御室に内圧変動を生ぜしめる加振手段と、前記主液室と前記圧力制御室の間に跨がって形成されて、それら両室間での流体流動を許容する、防振を目的とする第一の振動周波数域に応じてチューニングされた第一のオリフィス通路と、前記主液室および前記圧力制御室から独立して設けられ、壁部の一部が変形容易な可撓性膜で構成されて、内部に非圧縮性流体が封入された副液室と、前記主液室と前記副液室の間に跨がって形成されて、それら両室間での流体流動を許容する、前記第一の振動周波数域よりも低周波側の第二の振動周波数域に応じてチューニングされた第二のオリフィス通路と、前記第二の振動周波数域の振動入力時に、前記第一のオリフィス通路を実質的に遮断し得るオリフィス遮断手段とを、有することを特徴とする流体封入式防振装置。
IPC (2件):
F16F 13/26 ,  B60K 5/12
FI (2件):
F16F 13/00 630 F ,  B60K 5/12 F
引用特許:
審査官引用 (2件)

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