特許
J-GLOBAL ID:200903093862862329

弁開閉時期制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-148152
公開番号(公開出願番号):特開平11-343819
出願日: 1998年05月28日
公開日(公表日): 1999年12月14日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 内燃機関の始動時のベーンによる打音の発生及び始動不良を確実に防止し、可変制御領域を拡大できる弁開閉時期制御装置を提供する。【解決手段】 回転軸(内部ロータ20)と回転伝達部材(外部ロータ30等)の相対位相を保持する機構を、回転伝達部材の側壁部(フロントプレート40)に形成され、回転軸の径方向外方に延びる規制部42とその径方向外端から径方向に拡開して延在する扇形状の案内部41を有する係止溝40aと、同係止溝が形成される流体圧室内に配設したベーン25に形成した挿通空間28,29内に遅角用室R1及び進角用室R2の少なく共一方の流体圧により回転軸の径方向外方に移動可能に配設し軸方向に延在して規制部に嵌入することで回転伝達部材と回転軸の相対位相を保持する係止部60aを有する係止部材(ロックピン60)と、同部材を回転軸の径方向内方に向けて付勢する付勢手段(スプリング61)とから構成した。
請求項(抜粋):
内燃機関のシリンダヘッドに回転自在に組付けられる弁開閉用の回転軸と、該回転軸に所定範囲で相対回転可能に外装されクランク軸からの回転動力が伝達される回転伝達部材と、該回転伝達部材に形成された複数個の凹部内に配設される前記回転軸に径方向に延在して設けられた複数個のベーンと、前記回転軸と前記回転伝達部材との間に形成され前記ベーンによって進角用室と遅角用室とに二分される流体圧室と、前記進角用室に流体を給排する第1流体通路と、前記遅角用室に流体を給排する第2流体通路と、前記回転軸と前記回転伝達部材の相対位相が所定の位相である時に前記回転軸と前記回転伝達部材の相対位相を保持する位相保持機構とを備えた弁開閉時期制御装置において、前記位相保持機構を、前記流体圧室の一つを前記回転軸の軸方向に区画する前記回転伝達部材の側壁部に形成され、前記回転軸の径方向外方に延びる規制部と該規制部の径方向外端から径方向に拡開して延在する扇形状の案内部を有する係止溝と、該係止溝が形成される流体圧室内に配設されるベーンに前記回転軸の径方向に延在して形成される挿通空間内に前記第1流体通路及び前記第2流体通路の少なくとも一方の流体圧により移動可能に前記回転軸の径方向外方に移動可能に配設されると共に前記係止溝内に嵌入するように軸方向に延在し、前記規制部に嵌入されることで前記回転伝達部材と前記回転軸の相対位相を保持可能な係止部を有する係止部材と、該係止部材を前記回転軸の径方向内方に向けて付勢する付勢手段とから構成し、前記ベーンにより前記遅角用室の容積が最小とされる最大進角状態における前記回転軸と前記回転伝達部材の相対位相と前記ベーンにより前記進角用室の容積が最小とされる最大遅角状態における相対位相の間の中間的な相対位相であって、前記内燃機関が始動可能な弁開閉時期にある時の所定の中間的な相対位相時に前記係止部が前記規制部に嵌入されるようにしたことを特徴とする弁開閉時期制御装置。
FI (2件):
F01L 1/34 E ,  F01L 1/34 Z
引用特許:
審査官引用 (1件)

前のページに戻る