特許
J-GLOBAL ID:200903093977366570
空間分布を保った細胞内生体物質の解析方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (4件):
小林 浩
, 片山 英二
, 藤田 尚
, 鈴木 康仁
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-202560
公開番号(公開出願番号):特開2009-036694
出願日: 2007年08月03日
公開日(公表日): 2009年02月19日
要約:
【課題】細胞間や細胞内で局在化しているmRNAやタンパク質を、局在空間情報を失わずに定量測定を行うことのできる方法を提供すること。【解決手段】細胞あるいは試料薄片を所定の太さの棒状の等電点電気泳動用ゲルの間に挟み電気泳動を行わせる。これにより、細胞間や細胞内で局在化しているmRNAやタンパク質を2次元投影した形の分布の状態を保って、これらのpK値に応じた位置まで等電点電気泳動用ゲル内を移動させる。その後、棒状の等電点電気泳動用ゲルをpK値に応じた位置で薄膜状に切り取り、その位置にある内容物を調べて、局在空間情報を失わずに定量測定を行う。【選択図】図1
請求項(抜粋):
試料細胞あるいは試料薄片から所定の形態の試料を準備する工程、
該所定の形態の試料の位相差顕微鏡像を得る工程、
所定の太さと長さの円筒内に保持された棒状の等電点電気泳動用ゲルを準備する工程、
該等電点電気泳動用ゲルを前記円筒ごと長さ方向の所定の位置で二つに分割する工程、
前記二つに分割された等電点電気泳動用ゲルの分割面に前記所定の形態の試料を挟んで前記二つに分割された等電点電気泳動用ゲルを長さ方向に一体化して試料計測用等電点電気泳動用ゲルを形成する工程、
前記試料細胞あるいは試料薄片を分割面に挟んだ二つに分割された等電点電気泳動用ゲルと実質同一の素材で実質同一の長さの円筒内に保持された棒状のpH計測用等電点電気泳動用ゲルを準備する工程、
前記試料計測用等電点電気泳動用ゲルおよび前記pH計測用等電点電気泳動用ゲルを負極用の電解液を保持している電気泳動用負電極板および正極用の電解液を保持している電気泳動用正電極板の間に、各前記ゲルが各前記円筒の両端でそれぞれの前記電解液に接するように配置する工程、
前記電気泳動用負電極板および電気泳動用正電極板の間に所定の電気泳動用電圧を印加する工程、
前記電圧印加後、前記pH計測用等電点電気泳動用ゲルからゲルの長さ方向の位置とpH値との関係を同定する工程、
前記試料細胞あるいは試料薄片の細胞内に存在する生体物質と結合するプローブをナノ粒子で標識する工程、
前記同定されたpH値を基準として前記試料計測用等電点電気泳動用ゲルを所定の位置で切り出してその位置のゲル切断面にある生体物質に前記ナノ粒子で標識されたプローブを結合させて、前記プローブの標識ナノ粒子を走査型電子顕微鏡像として観察する工程、
前記試料の位相差顕微鏡像と前記標識ナノ粒子の走査型電子顕微鏡像とを照合する工程、
よりなることを特徴とする空間分布を保った細胞内生体物質の解析方法。
IPC (4件):
G01N 27/447
, C12Q 1/02
, G01N 23/225
, G01N 1/28
FI (6件):
G01N27/26 315G
, C12Q1/02
, G01N27/26 315C
, G01N23/225
, G01N1/28 F
, G01N1/28 H
Fターム (32件):
2G001AA03
, 2G001BA07
, 2G001CA03
, 2G001GA01
, 2G001GA06
, 2G001HA13
, 2G001KA12
, 2G001LA01
, 2G052AA28
, 2G052AA33
, 2G052GA31
, 2G052GA35
, 4B024AA11
, 4B024CA01
, 4B024CA11
, 4B024HA12
, 4B063QA01
, 4B063QA18
, 4B063QQ03
, 4B063QQ05
, 4B063QQ42
, 4B063QQ52
, 4B063QQ79
, 4B063QQ96
, 4B063QR32
, 4B063QR48
, 4B063QR55
, 4B063QR62
, 4B063QS33
, 4B063QS34
, 4B063QS39
, 4B063QX01
引用特許:
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