特許
J-GLOBAL ID:200903094075551487

ピリドキサミン-ピルビン酸アミノトランスフェラーゼの変異酵素

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 水野 昭宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-149978
公開番号(公開出願番号):特開2009-291158
出願日: 2008年06月06日
公開日(公表日): 2009年12月17日
要約:
【課題】ビタミンB6作用を持つ物質のひとつで、医薬品及びその合成中間体として有用なピリドキサミンを合成するのに有用なピリドキサミン-ピルビン酸アミノトランスフェラーゼ(PPAT)は、アミノ基供与源として高価なアラニンを用いることから、これをより安価なアミノ基供与源を使用できるようにすることが求められている。【解決手段】PPAT遺伝子に変異処理を施し、スクリーニングした結果、アミノ基供与源として、グルタミン酸を利用でき且つピリドキサミン生成能の高い変異酵素を取得し、該変異酵素あるいは、その酵素遺伝子を導入した組換え体を用い、ピリドキサミンを効率よく製造する方法が提供される。【選択図】図4
請求項(抜粋):
(1) 配列番号2に記載のアミノ酸配列において、1若しくは複数個のアミノ酸の欠失、置換、挿入又は付加を含むアミノ酸配列からなり、ピリドキサミン-ピルビン酸アミノトランスフェラーゼ活性を有し且つメソリゾビウム ロティ由来の天然のPPATの酵素活性に比 較して特徴的な利点を有しているポリペプチド、 (2) 配列番号2に記載のアミノ酸配列において、少なくとも、70番目のバリン残基が他のアミノ酸に変異せしめられたアミノ酸配列からなり、ピリドキサミン-ピルビン酸アミノトランスフェラーゼ活性を有し且つメソリゾビウム ロティ由来の天然のPPATの酵素活性 に比較して特徴的な利点を有しているポリペプチド、及び (3) 以下のいずれかの条件: (a) 配列番号2に示されたアミノ酸配列において70番目のバリン残基が、他のアミノ酸に変異させられている; (b) 配列番号2に示されたアミノ酸配列において35番目のチロシン残基が、他のアミノ酸に変異させられている; (c) 配列番号2に示されたアミノ酸配列において2番目のメチオニン残基が、他のアミノ 酸に変異させられている; (d) 配列番号2に示されたアミノ酸配列において212番目のグルタミン酸残基が、他のア ミノ酸に変異させられている; (e) 配列番号2に示されたアミノ酸配列において247番目のフェニルアラニン残基が、他 のアミノ酸に変異させられている; の1又はそれ以上を満たすもので、配列番号2に記載のアミノ酸配列に対してアミノ酸レベルで少なくとも50%の同一性、少なくとも60%の同一性、少なくとも70%の同一性、少な くとも80%の同一性、少なくとも90%の同一性、少なくとも93%の同一性、少なくとも96%の同一性、あるいは少なくとも98%の同一性を持つアミノ酸配列からなり、ピリドキサミン -ピルビン酸アミノトランスフェラーゼ活性を有し且つメソリゾビウム ロティ由来の天 然のPPATの酵素活性に比較して特徴的な利点を有しているポリペプチド からなる群から選択されたものであることを特徴とするポリペプチド。
IPC (7件):
C12N 15/09 ,  C12N 9/10 ,  C12N 1/15 ,  C12N 1/19 ,  C12N 1/21 ,  C12N 5/10 ,  C12P 17/12
FI (7件):
C12N15/00 A ,  C12N9/10 ,  C12N1/15 ,  C12N1/19 ,  C12N1/21 ,  C12N5/00 A ,  C12P17/12
Fターム (31件):
4B024AA01 ,  4B024BA10 ,  4B024BA80 ,  4B024CA04 ,  4B024DA06 ,  4B024EA04 ,  4B024GA11 ,  4B050CC04 ,  4B050DD02 ,  4B050KK12 ,  4B050LL01 ,  4B050LL02 ,  4B064AE49 ,  4B064CA02 ,  4B064CA19 ,  4B064CA21 ,  4B064CB30 ,  4B064CC24 ,  4B064CD13 ,  4B064DA01 ,  4B064DA10 ,  4B065AA01Y ,  4B065AA26X ,  4B065AB01 ,  4B065BA02 ,  4B065BD32 ,  4B065BD33 ,  4B065CA16 ,  4B065CA29 ,  4B065CA41 ,  4B065CA44
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 国際公開第2007/142222号パンフレット(WO 2007/142222 A1)

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