特許
J-GLOBAL ID:200903094079447021

二次電池の充放電保護装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 香取 孝雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-003535
公開番号(公開出願番号):特開平8-196042
出願日: 1995年01月12日
公開日(公表日): 1996年07月30日
要約:
【要約】【目的】 寄生ダイオードを含むスイッチ素子にて充電電流および放電電流を遮断して、二次電池の過充電および過放電を防止する際に、その使用目的ではない寄生ダイオードに通電することを防止して、スイッチの劣化を防止する。【構成】 充電状態にて制御回路210 は二次電池10,12 のそれぞれの電圧を検出して、いずれかの電圧が動作電圧上限近傍の第1の設定電圧以上となった場合に充電遮断用スイッチ素子220 を制御してオフとする。これにより、充電方向の電流が遮断されて電池10,12 の過充電を防止する。この際に流れる放電方向の電流は充電経路用ダイオード240 に阻止されて寄生ダイオード222 を通電することなく、放電遮断用スイッチ素子230 および放電経路用ダイオード250 を介して端子32から送出される。同様に放電時に放電遮断用スイッチ素子230 がオフとなると、充電方向の電流が放電経路用ダイオード250 に阻止されて寄生ダイオード232 を通電することなく、充電遮断スイッチ素子220 および充電経路用ダイオード240 を介して電池10,12 に流れる。
請求項(抜粋):
充電可能な二次電池の過充電および過放電を防止する二次電池の充放電保護装置において、該装置は、前記二次電池の充電経路に接続され、通常オンとなって充電方向に電流を導通させてオフ時に充電方向の経路を遮断する第1のスイッチ手段であって、オフ時に放電方向に導通する寄生ダイオードを内部に含む第1のスイッチ手段と、前記二次電池の放電経路に接続され、通常オンとなって放電方向に電流を導通させてオフ時に放電方向の経路を遮断する第2のスイッチ手段であって、オフ時に充電方向に導通する寄生ダイオードを内部に含む第2のスイッチ手段と、前記二次電池の電池電圧を検出して、電池電圧がその二次電池の満充電近傍の第1の設定電圧以上になった場合に前記第1のスイッチ手段をオフにして、電池電圧が放電末期近傍の第2の設定電圧以下になった場合に前記第2のスイッチ手段をオフとする制御手段とを有し、前記充電経路と前記放電経路とは、前記二次電池とその一方の入出力端子との間に並列に分岐して接続され、前記充電経路には、前記第1のスイッチ手段にその寄生ダイオードの導通方向と逆向きの第1のダイオードが直列に接続され、前記放電経路には、前記第2のスイッチ手段にその寄生ダイオードの導通方向と逆向きの第2のダイオードが直列に接続されていることを特徴とする二次電池の充放電保護装置。
IPC (4件):
H02J 7/00 ,  H02J 7/00 302 ,  H02H 7/18 ,  H02J 7/10
引用特許:
審査官引用 (1件)

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