特許
J-GLOBAL ID:200903094696210136

エンジンのシリンダ壁温制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-335741
公開番号(公開出願番号):特開2001-152850
出願日: 1999年11月26日
公開日(公表日): 2001年06月05日
要約:
【要約】【課題】 エンジンのシリンダ壁に適切な温度分布を与えてピストンとの摺動部に発生する摩擦損失を最小限に抑える。【解決手段】 シリンダブロック11に上部ウオータジャケット19および下部ウオータジャケット20を設け、ラジエータ21で冷却された冷却水を上部ウオータジャケット19に供給して上部シリンダ壁温Ttを目標上部シリンダ壁温に制御し、排気通路17との間に設けた熱交換器27で加熱した冷却水を下部ウオータジャケット20に供給して下部シリンダ壁温Tbを目標下部シリンダ壁温に制御する。目標下部シリンダ壁温は、シリンダ壁12aの中間部からピストン下死点にかけての潤滑油の油膜を確保できる範囲内で充分に高温に設定されるので、潤滑油粘度を低下させてシリンダ壁12aおよびピストン14の摺動部の摩擦損失を最小限に抑え、エンジン出力の向上、燃料消費量の節減および潤滑油消費量の節減を図ることができる。
請求項(抜粋):
ピストン(14)を摺動自在に案内するシリンダ壁(12a)のピストン上死点側に臨む上部ウオータジャケット(19)と、前記シリンダ壁(12a)のピストン下死点側に臨む下部ウオータジャケット(20)と、前記シリンダ壁(12a)のピストン上死点側の上部シリンダ壁温(Tt)を検出する上部シリンダ壁温検出手段(Sa)と、前記シリンダ壁(12a)のピストン下死点側の下部シリンダ壁温(Tb)を検出する下部シリンダ壁温検出手段(Sb)と、上部シリンダ壁温検出手段(Sa)で検出した上部シリンダ壁温(Tt)を目標上部シリンダ壁温(TtOBJ)に収束させるべく上部ウオータジャケット(19)を流れる冷却水を制御する上部冷却回路(Ct)と、下部シリンダ壁温検出手段(Sb)で検出した下部シリンダ壁温(Tb)を目標下部シリンダ壁温(TbOBJ)に収束させるべく下部ウオータジャケット(20)を流れる冷却水を制御する下部冷却回路(Cb)と、を備えたことを特徴とするエンジンのシリンダ壁温制御装置。
IPC (7件):
F01P 7/16 505 ,  F01P 7/16 504 ,  F01N 5/02 ,  F01P 3/02 ,  F01P 3/20 ,  F02F 1/10 ,  F16J 10/00
FI (9件):
F01P 7/16 505 F ,  F01P 7/16 504 C ,  F01N 5/02 A ,  F01P 3/02 E ,  F01P 3/02 U ,  F01P 3/02 V ,  F01P 3/20 E ,  F02F 1/10 D ,  F16J 10/00 Z
Fターム (8件):
3G024AA21 ,  3G024AA37 ,  3G024CA05 ,  3G024FA00 ,  3G024FA14 ,  3J044AA09 ,  3J044CC10 ,  3J044DA09
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開昭62-251416
  • 車両用暖房装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-363153   出願人:株式会社ゼクセル, 京セラ株式会社
  • 特開昭62-251416
全件表示

前のページに戻る