特許
J-GLOBAL ID:200903094938866090

板状記憶媒体用ホルダ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-193530
公開番号(公開出願番号):特開2003-006583
出願日: 2001年06月26日
公開日(公表日): 2003年01月10日
要約:
【要約】【課題】 メモリースティック等の板状記憶媒体がプッシュ・プッシュ式で取り出し可能に収納、保持されるホルダにあっては、このホルダが搭載された携帯機器等を落した際の衝撃力等によって保持状態が解除されにくく、板状記憶媒体が不用意に飛び出す等の不都合を防止できる技術の開発が求められていた。【解決手段】 スライダ5に搭載されている揺動バー10先端のカム係合片10bが、レール部3奥側に向かって斜めに延びる第4溝13d内にカム係合片10bがある状態では、衝撃力等の外力によってレール部3奥側に押圧されても、揺動バー10に摺動自在の可動ブロック11が、スライダ5の移動方向に傾斜して形成されたブロック当接壁15に摺動可能に当接されて、保持機構9による板状記憶媒体8の保持状態が維持される板状記憶媒体用ホルダを提供する。
請求項(抜粋):
板状記憶媒体を挿入する差込口及び該差込口から挿入された板状記憶媒体を収納する収納空間を有するケーシングと、前記収納空間に収納された板状記憶媒体を引き抜き不可能に保持するとともに、前記収納空間に収納、保持されている板状記憶媒体の前記差込口からケーシング奥側への押し込みによって前記板状記憶媒体の保持を解除し、該板状記憶媒体を前記差込口から前記収納空間への挿入時と逆向きに押し出す保持機構とを有する板状記憶媒体用ホルダにおいて、前記保持機構は、前記収納空間への前記板状記憶媒体の挿入方向に沿わせて前記ケーシングの側部に延在されたレール部と、このレール部に該レール部の延在方向に移動自在に設けられ、前記収納空間に挿入される板状記憶媒体に押圧されてレール部奥側に向けて押し込まれるスライダと、このスライダに取り付けられた基端部を中心として該基端部からレール部奥側に向けて配置された先端側が揺動自在であり、前記レール部に形成されている溝カムに挿入され該溝カムに沿って移動されるカム係合片が先端に突設されている揺動バーと、この揺動バーに該揺動バーの延在方向に沿って摺動自在に設けられた可動ブロックと、レール部奥側へ押し込まれた前記スライダを前記レール部に反力をとってレール部手前側へ付勢する付勢部材と、前記スライダがレール部奥側へ押し込まれたときに前記板状記憶媒体に係合して該板状記憶媒体の前記収納空間への収納状態を維持するストッパとを有し、前記溝カムは、前記レール部に沿って延在された第1溝と、この第1溝に沿って延在され、レール部手前側の端部が前記第1溝と連通されている第2溝と、レール部の延在方向奥側から手前側に向かって第1溝側から第2溝側へ傾斜して形成された第3溝と、この第3溝の手前側端部からレール部奥側へ向けて前記第2溝側へ斜め方向に延びる第4溝とを有し、第1溝のレール部奥側端部と前記第3溝のレール部奥側端部との間、及び、第4溝のレール部奥側端部と前記第2溝のレール部奥側端部との間がそれぞれ接続されて、前記スライダの揺動バーのカム係合片を第1溝、第3溝、第4溝、第2溝の順に誘導するようになっており、前記スライダには、レール部奥側へ行くにしたがって第2溝側から第1溝側となるように前記レール部の延在方向に対して傾斜させて延在されたブロック摺動面が、前記カム係合片が溝カムの第4溝にあるときに揺動バーに沿って移動自在になっている可動ブロックと当接可能な位置に形成されているブロック当接壁が設けられ、前記カム係合片が第4溝にあるときに、レール部奥側へのスライダの押圧によって前記可動ブロックが前記ブロック摺動面に沿って延在先端側から延在基端側へ摺動移動しつつ、前記カム係合片が第4溝のレール部奥側端部に向けて移動されて、第4溝から第2溝へのカム係合片の移動が可能となることを特徴とする板状記憶媒体用ホルダ。
Fターム (2件):
5B035BA09 ,  5B035BB09
引用特許:
出願人引用 (2件)

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