特許
J-GLOBAL ID:200903095044111507

内燃機関のバルブタイミング変更装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-091379
公開番号(公開出願番号):特開平9-280018
出願日: 1996年04月12日
公開日(公表日): 1997年10月28日
要約:
【要約】【課題】 内燃機関のバルブタイミング変更装置において、バルブの開閉タイミングを変更するための圧力室から流体が漏出することを防止する。【解決手段】 位相変更機構11は、ハウジング28とその内部に設けられたベーン29とを有する。ベーン29の外周部に複数の受圧部32を形成し、各受圧部部32の両側に、進角側油圧室13及び遅角側油圧室14をそれぞれ形成する。カムシャフト12の外周に設けられたドリブンギヤ22にハウジング28を一体回転可能に固定する。受圧部32の一つに吸気側カムシャフト12の軸方向に延びる貫通孔42を形成する。貫通孔42内に、ロックピン43を配設するとともに、ドリブンギヤ22の側面にはロックピン43が嵌入する係止穴49を形成する。貫通孔42が形成された受圧部32の、吸気側カムシャフト12の軸心回りにおける長さを他の受圧部32の長さよりも長く設定する。
請求項(抜粋):
同一の回転軸心を有した第1回転体及び第2回転体のうち第1回転体に形成された前記回転軸心の径方向に延びる複数の突状部と、前記第2回転体に形成された複数の凹部と、前記各突状部が前記各凹部内に配設されることにより、前記回転軸心の周方向において前記突状部の少なくとも片側に区画形成された圧力室とを備え、内燃機関のクランクシャフト、及び同機関のバルブを開閉駆動するためのカムシャフトのうち、一方が前記第1回転体に駆動連結されると共に、他方が第2回転体に駆動連結され、各圧力室に供給される流体の圧力を変更して前記両回転体を相対回転させることにより、前記クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相を変更して前記バルブの開閉タイミングを変更することが可能であり、更に、前記各突状部の一つに形成された挿通空間内に可動部材を配設し、同可動部材を駆動手段により前記挿通空間内で移動させて前記第2回転体に形成された係止部にて係止することにより、前記両回転体の相対回転を規制してクランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相を所定の位相に保持可能な内燃機関のバルブタイミング変更装置において、前記挿通空間が形成された突状部の前記回転軸心の周方向における長さを、他の突状部の同方向における長さよりも長くしたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング変更装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)

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