特許
J-GLOBAL ID:200903095443464162
高圧反応容器
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
景山 憲二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-105547
公開番号(公開出願番号):特開平11-276879
出願日: 1998年03月31日
公開日(公表日): 1999年10月12日
要約:
【要約】【課題】 熱的性能を良くし、耐圧部分の腐食をなくし、スケールの付着を軽減し、コストを下げる。【解決手段】 高圧反応容器は、外筒1a、蓋1b、1cから成り出入口5〜9を備えた耐圧容器1、中間筒2、内筒3、間隙12のシール材4等から成る。この装置では、水入口5から高圧水を入れ、冷却部13で反応後の流体を冷却し、水出口6から出し、加熱器22で再加熱すると共に酸素を供給して水再入口から反応部11内に臨界温度になった高温水を入れ、同時に廃液等を入れ、酸化反応させて超臨界環境下で難分解性有機物等を分解することができる。【効果】 冷却部13が長く反応熱の回収率がよい。外側流路10に廃液が入らず外筒が腐食せず、高耐蝕性材料を用いる必要がない。反応後の流体を冷却・液化し、スケール成分を吸着・溶解して外部に取り出し、中間筒へのスケール付着を軽減できる。
請求項(抜粋):
超臨界領域の水の環境下で被処理物を反応させて処理するための高圧反応容器において、一方側から高圧水を入れるための水入口と他方側から前記高圧水を出すための水出口と前記高圧水を前記他方側から再度入れるための水再入口と前記被処理物を前記他方側から入れるための原料入口と前記被処理物が反応処理された後の流体を前記一方側から出すための流体出口とを備えた耐圧容器と、前記一方側の端から前記他方側に向けて該他方側の端の近くまで前記耐圧容器との間で仕切られた外側空間を形成するように前記耐圧容器の内側に設けられた中間仕切体と、前記他方側の端から前記一方側に向けて途中まで延設され前記反応のための反応部となるように仕切られた内側空間を形成すると共に前記中間仕切体との間で間隙を形成するように前記中間仕切体の内側に設けられた内側仕切体と、前記間隙における流体の導通を制限するシール手段と、を有し、前記水入口と前記水出口とは前記外側空間に導通するように設けられ、前記水再入口と前記原料入口と前記流体出口とは前記内側空間に導通するように設けられている、ことを特徴とする高圧反応容器。
IPC (2件):
B01J 3/04 ZAB
, C02F 1/74 101
FI (2件):
B01J 3/04 ZAB B
, C02F 1/74 101
引用特許: