特許
J-GLOBAL ID:200903095452960164

焼却灰または飛灰の無害化処理による重金属のリサイクル方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 丸岡 政彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-025989
公開番号(公開出願番号):特開平7-214029
出願日: 1994年01月28日
公開日(公表日): 1995年08月15日
要約:
【要約】【目的】 焼却炉等から発生する焼却灰または飛灰中に含まれている重金属を安定な形で固定分離することができる焼却灰または飛灰の無害化処理方法を提供すること。【構成】 焼却工場からの焼却灰に塩素換算量で3.0wt% となるNaClを添加して電気炉中に入れ、1300°C一定で3時間溶融して重金属分を塩化物として揮発させ、飛灰中に濃縮させて飛灰をバグフィルターで捕集する。これを前工程6の溶解槽中で溶解し、スラリー化してスラリーを中和反応槽1および2に導き、NaOHでpH6.0まで中和する。攪拌棒4で攪拌しながら2つの中和反応槽間で種結晶を含む循環液5の循環系を設けて液を循環させて沈殿物の粒子径が大きくなるようにし、一方、液の一部は硫化反応槽3にオーバーフローさせて沈殿物凝集粒子の表面のみおよび液中の重金属イオンを硫化する。次いでオーバーフロー液を次工程7で固液分離し、固形殿分中に濃縮された重金属を回収して重金属をリサイクルする。
請求項(抜粋):
重金属を含有する焼却灰または飛灰を、塩素換算量で少なくとも2wt% の塩化物の存在下で加熱処理して重金属分を塩化物として揮発させることにより重金属を飛灰中に濃縮する第1工程、および得られた飛灰を水性液中に溶解し、さらに中和処理することによって重金属分を固形殿物中に捕集した後、固液分離し、固形殿物中の重金属分を回収する第2工程、からなることを特徴とする焼却灰または飛灰の無害化処理による重金属のリサイクル方法。
IPC (3件):
B09B 3/00 ,  B09B 3/00 ZAB ,  C22B 7/02
FI (2件):
B09B 3/00 304 G ,  B09B 3/00 ZAB
引用特許:
出願人引用 (7件)
  • 特開昭57-094383
  • 特開昭56-168873
  • 特開昭49-107966
全件表示
審査官引用 (7件)
  • 特開昭49-107966
  • 特開昭56-168873
  • 特開昭49-097774
全件表示

前のページに戻る