特許
J-GLOBAL ID:200903095726936966

同期機の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-005815
公開番号(公開出願番号):特開2003-209996
出願日: 2002年01月15日
公開日(公表日): 2003年07月25日
要約:
【要約】【課題】 電圧飽和による制御不可能状態を回避し、さらに高速な応答を可能とすることにある。【解決手段】 同期電動機に電力を供給する電力変換器と、前記同期電動機の一次電流を前記同期電動機の界磁極の方向であるd軸とそれと直交する方向であるq軸とに分離し各々をd軸電流指令とq軸電流指令に追従するように独立に調整して前記同期電動機のトルクや速度を制御するための電圧指令を前記電力変換器に出力する電流制御器とを有するで、最大d軸電流演算器と、トルク制限値演算器と、トルク指令制限器と、高効率d軸電流演算器と、飽和検出器と、飽和積分器と、d軸電流指令選択器と、q軸電流指令演算器とから構成する手段を提供するものである。
請求項(抜粋):
同期電動機に電力を供給する電力変換器と、前記同期電動機の一次電流を前記同期電動機の界磁極の方向であるd軸とそれと直交する方向であるq軸とに分離し各々をd軸電流指令とq軸電流指令に追従するように独立に調整して前記同期電動機のトルクや速度を制御するための電圧指令を前記電力変換器に出力する電流制御器とを有する同期機の制御装置において、前記電力変換器が前記同期電動機に出力可能な最大電圧と前記同期電動機の回転速度とから前記最大電圧で前記同期電動機の最大トルクを得るためd軸電流の負の最大制限値を出力する最大d軸電流演算器と、前記最大d軸電流演算器の出力と前記最大電圧と前記回転速度とから前記最大電圧で前記同期電動機が出力可能なトルクを求め該トルクを前記同期電動機のトルクの制限値として出力するトルク制限値演算器と、前記同期電動機のトルク指令を前記トルク制限値演算器の出力に制限するトルク指令制限器と、前記トルク指令制限器の出力の絶対値に高効率ゲインを乗ずることで前記同期電動機を最大効率で運転するためのd軸電流指令Aを出力する高効率d軸電流演算器と、前記電圧指令が前記電力変換器で出力可能な最大電圧を越えた時は-1となり、超えない時は1となる電圧飽和信号を出力する飽和検出器と、前記飽和検出器の出力が1の時は正の固定値を時間積分し、前記飽和検出器の出力が-1の時は前記d軸電流指令を初期値として負の固定値を時間積分し、0から前記最大d軸電流演算器の出力までの範囲に制限して出力する飽和積分器と、前記飽和積分器の出力と前記高効率d軸電流演算器の出力とを比較して負の方向に大きい方の出力を選択して前記d軸電流指令として出力するd軸電流指令選択器と、前記トルク指令制限器の出力と前記d軸電流指令選択器の出力とから前記q軸電流指令を出力するq軸電流指令演算器とを具備し、前記d軸電流指令選択器の出力は前記飽和積分器とq軸電流指令演算器と電流制御器へ伝達されるよう構成したことを特徴とする同期機の制御装置。
Fターム (12件):
5H576BB02 ,  5H576BB09 ,  5H576DD02 ,  5H576DD07 ,  5H576DD09 ,  5H576EE01 ,  5H576FF03 ,  5H576HB01 ,  5H576JJ22 ,  5H576JJ28 ,  5H576LL01 ,  5H576LL60
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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