特許
J-GLOBAL ID:200903095884201957

エンジンオイル特性を監視,算出又はこれらの双方を行う方法と装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江崎 光史 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-525398
公開番号(公開出願番号):特表2002-511948
出願日: 1998年11月04日
公開日(公表日): 2002年04月16日
要約:
【要約】本発明は、内燃機関の駆動中にエンジンオイルの粘度を測定することによってエンジンオイル特性を監視,算出又はこれらの双方を行う方法と装置に関する。エンジンオイル特性は、特に車両技術の分野、例えば、車両の整備時期、特にオイルの交換時期を定めるために重要である。公知の方法は、測定技術的に経費がかかりかつ不精確である。本発明では、温度とエンジンの摩擦トルクとに依存するオイル粘度の変化を算出して評価することによって、そのエンジンオイル特性が監視される。この方法は、測定装置を追加することなしにかつ精確な結果をもって簡単に実施される。このとき、そのエンジンオイル特性の特徴のある変化が、オイル交換時を知らせるために利用され得る。
請求項(抜粋):
1.内燃機関、特に車両の機関の駆動中にエンジンオイルの粘度を測定すること によってエンジンオイル特性を監視,算出又はこれらの双方を行う方法におい て、オイル粘度の変化が、温度とエンジンの摩擦トルクに依存して算出されて 評価されることを特徴とする方法。2.エンジンの摩擦トルクは、スタータトルクを測定することによって導き出さ れることを特徴とする請求の範囲の第1項に記載の方法。3.スタータ特性が既知のスタータトルクは、始動工程の間にこのスタータによ って消耗される電力から測定されることを特徴とする請求の範囲の第1個又は 第2項に記載の方法。4.エンジンの摩擦トルクは、生成されるエンジンの加速電力から導き出される ことを特徴とする請求の範囲の第2項に記載の方法。5.可逆な温度の影響が考慮に入れられることを特徴とする請求の範囲の第1項 に記載の方法。6.同一温度での値(実際の値)が予め設定した粘度値の-15%〜+50%の範囲外に あるときだけ、粘度の変化がそのときに評価されることを特徴とする請求の範 囲の第1項に記載の方法。7.内燃機関のエンジンオイルの粘度を測定する方法において、 エンジンオイルの粘度は、エンジンの摩擦トルクから算出されることを特徴と する方法。8.エンジンオイルの粘度は、エンジンの摩擦トルクを評価することから導き出 されることを特徴とする請求の範囲の第7項に記載の方法。9.エンジンの摩擦トルクは、エンジン制御装置中に存在する複数のエンジンデ ータから算出されることを特徴とする請求の範囲の第7項又は第8項に記載の 方法。10.ガソリン機関では、以下の複数のエンジンデータ: - 発生したエンジントルクを測定するための噴射時間,絞り弁の位置,又は これらの噴射時間と絞り弁の位置の双方, - トルクが駆動系に伝達されたかどうかを知らせるクラッチ開閉部の1つの 信号, - 同期発電機の駆動トルクを測定するためのこの同期発電機の負荷信号, - 場合によっては存在し得るエンジンによって直接的に駆動される別の隣接 する連結機械の駆動状態に関する複数の信号が、エンジンの摩擦トルクを測 定するために使用されることを特徴とする請求の範囲の第9項に記載の方法 。11.ディーゼル機関では、以下の複数のエンジンデータ: トルクが駆動系に伝達されたかどうかを知らせるクラッチ開閉部の1つの信 号,同期発電機によって生成された電気エネルギに関する目安としてのこの同 期発電機の負荷信号, エンジン回転数, 噴射量, エンジン温度,及び、 周囲温度が、摩擦トルクを測定するために使用されることを特徴とする請求 の範囲の第9項に記載の方法。12.エンジンの摩擦トルクは、スタータトルク及び消耗されるエンジン加速電力 を測定することから導き出されることを特徴とする請求の範囲の第7項〜第1 1項のいずれか1項に記載の方法。13.スタータ特性が既知のスタータトルクは、その始動工程の間にそのスタータ によって消耗される電力から測定することができることを特徴とする請求の範 囲の第12項に記載の方法。14.請求の範囲の第12項に記載の内燃機関のエンジンオイルの粘度を測定する 方法において、始動時から駆動回転数に達するまでの時間が始動工程の間に測 定され、その結果、エンジンの摩擦トルクの大きさも、この時間中に噴射され た一定の燃料量を知ることによってこの測定された時間から推測され得ること を特徴とする方法。15.請求の範囲の第1項〜第14項のいずれか1項に記載の方法を実施する装置 において、この装置は、記憶された複数のデータを処理して変換する1つの制 御ユニット及び少なくとも1つの記憶ユニットを有し、この場合、その粘度を 測定するために必要な複数の特性曲線が、この記憶ユニット又は各記憶ユニッ ト中に格納されていることを特徴とする装置。16.複数の特性曲線は、ルックアップ表の形で格納されていることを特徴とする 請求の範囲の第15項に記載の装置。
IPC (4件):
G01N 11/14 ,  F01M 11/10 ,  G01N 33/30 ,  G07C 5/00
FI (4件):
G01N 11/14 Z ,  F01M 11/10 B ,  G01N 33/30 ,  G07C 5/00 Z
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 特開昭61-065007
  • 特開平2-169006
  • 回転粘度計
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-067400   出願人:花王株式会社
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