特許
J-GLOBAL ID:200903096009296037

化学吸着膜の製造方法およびそれに用いる化学吸着液

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池内 寛幸 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-187535
公開番号(公開出願番号):特開平9-031215
出願日: 1995年07月24日
公開日(公表日): 1997年02月04日
要約:
【要約】【課題】活性水素基を有するか付与した基材表面に、液相で化学吸着を行ない、撥水撥油、防汚性などに優れた極薄の吸着膜を高能率で均一厚みで形成する。【解決手段】CF3 (CF2 )7 (CH2 )2 SiCl3 (ヘプタデカフルオロデシルトリクロロシラン)、CClF2CF2CCl3、及びパーフルオロカーボン系の溶剤を含む化学吸着液を調製する。表面に多数の親水性の-OH基2が露出しているアルミニウム板1を化学吸着液に1時間浸漬する。化学吸着液から基材を取り出し、非水系有機溶媒を用いて基材表面を洗浄して基材表面に残った余分なクロロシラン系界面活性剤を除去した後、基材を取り出し、基材表面に残ったクロロシラン系界面活性剤のクロロシリル基と空気中の水分を反応させると、単分子膜状のフロロシラン系化学吸着単分子膜3がガラス基材表面に共有結合で固定された状態で製造できる。
請求項(抜粋):
表面に活性水素基を含む基材の表面に単分子膜状の化学吸着膜を形成する方法において、一端にクロロシラン基を有し他端にフッ化炭素基を有する直鎖状分子からなるクロロシラン系界面活性剤とフッ化炭素基と塩化炭素基を有する物質と非水系の溶媒とを含む化学吸着液を前記基材表面に接触させることにより前記クロロシラン系界面活性剤と基材表面の活性水素基を反応させ、非水系有機溶媒を用いて前記基材上に残った未反応の前記クロロシラン系界面活性剤を洗浄除去し、残った前記クロロシラン系界面活性剤のクロルシリル基を水と反応させることを特徴とする化学吸着膜の製造方法。
IPC (3件):
C08J 5/18 ,  B01J 19/00 ,  B05D 1/20
FI (3件):
C08J 5/18 ,  B01J 19/00 M ,  B05D 1/20
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 低摩擦抵抗性機械部品
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-057902   出願人:松下電器産業株式会社
  • 特公平5-016087
  • 特開平4-328137

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