特許
J-GLOBAL ID:200903096238672123

一体構造の物品封緘用バンド

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-199256
公開番号(公開出願番号):特開平10-035717
出願日: 1996年07月29日
公開日(公表日): 1998年02月10日
要約:
【要約】【課題】纏められるべき複数の部分又は物品間に所定の拘束を与えて纏める破壊又は破損なくしては解放不能な閉鎖環を形成することによって、該複数の部分又は物品の纏まりを封緘する新規な一体構造の物品封緘用バンドを提供する。【解決手段】表面に横方向歯が設けられた細長い可撓性の帯と該帯が挿通される頭部とからなり、該頭部に帯を挿通したときに横方向歯が向く側の該頭部内に出口面側が閉鎖壁で閉鎖状にされた孔状空所を備え、該孔状空所内にラチェット部が、上記閉鎖壁から該孔状空所内を入口面側に向けて垂下する可撓性の吊り帯部と該吊り帯部の先端側から連続して該帯が挿通される側に向けてほぼU字形状をなして反転状に立ち上がる係止爪部とを備えて形成され、該係止爪部と上記横方向歯とが噛み合っているとき上記ラチェット部の上記入口面側の端部分が上記孔状空所を閉鎖状にして外部から噛み合いを外すことができないようにされる。
請求項(抜粋):
細長い可撓性の帯と該帯の一端部で連続して一体構成をなすとともに該帯が挿通されるべき頭部とからなり、上記帯は一表面上に横方向歯の列が設けられ、上記頭部は入口面と、出口面と、上記入口面側から出口面側に向けた上記帯の挿通方向を向きかつ該帯の幅寸法よりも小さい間隔をもって該挿通される帯の帯幅方向に相対向する2つの帯幅方向内壁面と該挿通される帯の帯厚方向に相対向する2つの帯厚方向内壁面とで実質的に限界される孔状空所と、上記帯を上記頭部に案内挿通するために上記孔状空所の上記帯幅方向内壁面上の相対向する位置に形成された一対の帯案内挿通用の溝孔と、上記帯を上記溝孔内に嵌め入れて上記頭部に挿通したときの該帯の横方向歯の列が設けられた表面の側の上記孔状空所部分の出口面側において該孔状空所部分をほぼ閉鎖状にする閉鎖壁と、上記孔状空所内に一体構成で配設されたラチェット部とを有する一体構造の物品封緘用バンドであって、上記孔状空所に配設されるラチエット部は、上記閉鎖壁の上記入口面側を向く壁面の該閉鎖壁の上記帯厚方向を向く端面寄りの側から該入口面側に向けて垂下する可撓性の吊り帯部と、該吊り帯部の先端側から連続して上記溝孔の側に向けてほぼU字形状をなして反転立ち上がり状に延びその延びた先側に上記帯の横方向歯と係合し得る形状の爪先部が形成された可撓性の係止爪部とを備え、上記爪先部は上記溝孔に挿通された帯の上記横方向歯に該爪先部が噛み合うときの位置よりも上記帯厚方向の先側に達して延びており、しかして帯を上記頭部の入口面側から上記一対の溝孔に嵌め入れて上記頭部に挿通させたときに上記ラチェット部の爪先部が上記帯厚方向内壁面のうちの上記帯の横方向歯と対向する内壁面側に退いて該横方向歯と噛み合うとともに上記ラチェット部の上記入口面側の端部分が上記帯の横方向歯の先端を含む面と上記横方向歯と対向する内壁面との間をほぼ閉鎖状とし、外部からは実際上破壊もしくは破損させることなく上記噛み合いを外すことを困難もしくは不可能としたことを特徴とする一体構造の物品封緘用バンド。
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • ケーブルタイ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-253629   出願人:竹内工業株式会社
  • 特開平2-032967
審査官引用 (2件)
  • ケーブルタイ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-253629   出願人:竹内工業株式会社
  • 特開平2-032967

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