特許
J-GLOBAL ID:200903096482322789

鉄道車両の軌間可変台車及び軌間変更装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-139510
公開番号(公開出願番号):特開平8-332951
出願日: 1995年06月06日
公開日(公表日): 1996年12月17日
要約:
【要約】【目的】 走行しながら軌間変更を行うことができると共に、狭軌用の車両や駆動用の電動機を搭載した車両にも適用することができ、かつ安全性や信頼性が高い鉄道車両の軌間可変台車及び軌間変更装置を提供する。【構成】 回転しない車軸4には車軸外筒7が軸方向に摺動可能に外挿され、車軸外筒7には軸受8を介して車輪9が回転可能に支持されている。車軸外筒7に支持された電動機10は車輪9を回転駆動する。車軸外筒7の端部には第1及び第2の係止突起が形成され、第1の係止突起が軸箱3の内面に形成された係止溝に係合した時に、狭い軌間に対応した位置で軸外筒7の軸方向移動を係止し、第2の係止突起が上記係止溝に係合した時に、広い軌間に対応した位置で軸外筒7の軸方向移動を係止する。係止溝と第1及び第2の係止突起との係合は、軸箱3の自重によって行われる。
請求項(抜粋):
台車枠の側梁に弾性体を介して懸架された軸箱と、上記軸箱に上下方向に移動可能に支持された車軸と、広い軌間と狭い軌間とに夫々対応する位置に移動するように上記車軸に軸方向に移動可能に外挿された車軸外筒と、上記車軸外筒に軸受を介して回転可能に取付けられた車輪と、上記車軸外筒に支持され上記車輪を回転駆動する駆動用電動機と、上記車軸外筒の外周に形成された外筒側の係止部材と、上記軸箱に形成され、上記車軸外筒が上記広い軌間と上記狭い軌間とに夫々対応する位置にある時に上記外筒側の係止部材に係合可能であり、上記台車枠の自重が上記軸箱を介して上記車軸外筒に加えられた時には上記外筒側の係止部材と係合して上記車軸外筒の軸方向の移動を係止する軸箱側の係止部材とを夫々有する軌間可変台車と、上記広い軌間の走行レールと上記狭い軌間の走行レールとを接続する軌間変更走行レールと、上記軌間変更走行レールの両側と上記軌間変更走行レールの前後の上記広い及び狭い軌間の走行レールの両側とに夫々設置され、上記軸箱の下面に当接して上記軸箱を上記車軸外筒に対して相対的に上方向に持上げて上記外筒側の係止部材と上記軸箱側の係止部材との係合を解除する車体支持レールとを夫々有する軌道側の装置とを具備することを特徴とする軌間変更装置。

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